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『楽電生活コンシェルジュの四次元ポケット』
日本エイサー Aspire 6920「GEMSTONE Blue」
ノートパソコンで実現した「持ち運べるホームシアター」

 
2008/07/02

フラクタル・デザイン( Fractal Design )
 エンタテインメント生活を満喫するために“あったらいいな”の商品をどんどん紹介していく、まるでドラえもんの四次元ポケットのようなコーナーです。
◆藤本健 ライター兼エディター。リクルートを経て、2004年にフラクタル・デザイン設立。MIDI、オーディオ、レコーディング関連の記事を中心に執筆。◆大坪知樹 リクルートを経て、フラクタル・デザインに参加。PCやDTMジャンルを中心に、雑誌や単行本を執筆。

Blu-ray DiscやDVDに収められた映画作品。みなさんは、これをどのように観ているだろうか? 先日、日本エイサーというメーカーが「持ち運べるホームシアター」というユニークなコンセプトのノートパソコンを発売した。実売価格を19万円弱に抑えつつ、16インチワイドの液晶モニターや、Blu-ray Discドライブを装備し、なんと5.1chヴァーチャルサラウンドまで楽しめる製品が登場したのだ。ノートパソコンがホームシアターになるとは、にわかには信じられない面もあるが、どんな製品なのか紹介してみよう。【藤本 健】

■憧れのホームシアターが持ち運びできるサイズに

ディスプレイは16インチワイドとかなり大きいが、重さは3.5kgなので、持ち運びに困らない
ディスプレイは16インチワイドとかなり大きいが、重さは3.5kgなので、持ち運びに困らない
 「ホームシアター」に憧れを持ちつつも、いまだ機材を揃えていない人は多いのではないだろうか? また、液晶やプラズマを使った大型テレビを購入したものの、サラウンドを楽しむ環境が整っていないという人も少なからずいるだろう。確かにサラウンドスピーカーを設置するとなると、かなり大掛かりになるうえ、設置するスペースも必要となり、日本の家庭事情ではなかなか難しいのが事実だ。

 しかし、ここに「持ち運べるホームシアター」という、これまでにない発想の機材が登場した。それが、日本エイサーというメーカーが発売するノートパソコン「Aspire 6920『Gemstone Blue』」シリーズだ。同シリーズは性能による違いで3モデルをそろえているが、まずはシリーズに共通した主な特徴を見てほしい。

   ・16インチワイド-16:9のハイビジョン液晶
   ・BD-ROMドライブ、もしくはDVDスーパーマルチドライブを搭載
   ・5.1chヴァーチャルサラウンドを実現
   ・重さ3.5kgと持ち運べるノートパソコン
   ・処理速度の速い「Core 2 Duo」、最新のOS「Windows Vista」を搭載

■16:9のハイビジョン液晶+BD-ROMドライブの魅力

16:9のアスペクト比となる16インチワイドのハイビジョン液晶を搭載したGemstone Blue
16:9のアスペクト比となる16インチワイドのハイビジョン液晶を搭載したGemstone Blue
 このGemstone Blueシリーズでまず注目すべき点は、アスペクト比が16:9となる16インチワイドのハイビジョン液晶モニターを搭載しているところだろう。ホームシアターというからには、やはりワイド画面が欲しいわけだが、最近のノートパソコンでよくある16:10のタイプではなく、映画再生用として最適な16:9となっているのが大きなポイント。解像度は1366×768と、フルハイビジョンではないのがちょっと残念だが、このサイズで見るには十分過ぎる解像度といっていい。

 一般にこうしたハイビジョン液晶搭載モデルは、テレビ機能を搭載していることが多い。しかし、このGemstone Blueシリーズは、地デジやBS/CSの視聴機能をバッサリと切り捨て、映画の再生機能に注力している点がユニークだ。特に最上位モデル「AS6920G-832G32」では、DVDドライブではなく、ハイビジョン映像が楽しめるBlu-ray Dsic再生に対応したBD-ROMドライブを装備し、映像再生機能の充実を図った。テレビ機能を省いた代わりに、価格は19万円弱と低めに抑えている。

 本シリーズにはすべて「Acer Arcade Deluxe」というAV再生ソフトがあらかじめインストールされている。最上位機であれば、Blu-ray Discはもちろん、DVDやCDなどを再生できるほか、編集や管理、取り込みまでも対応している。

■5.1chサラウンドをノートPCで楽しめてしまう理由

内蔵スピーカーは小さいが、これで5.1chヴァーチャルサラウンドを楽しめる
内蔵スピーカーは小さいが、これで5.1chヴァーチャルサラウンドを楽しめる
小さなスピーカーながら5.1chヴァーチャルサラウンドを実現できるのは、「Dolby Home Theater」という技術を搭載しているため
小さなスピーカーながら5.1chヴァーチャルサラウンドを実現できるのは、「Dolby Home Theater」という技術を搭載しているため
 Gemstone Blueシリーズは、Blu-ray DiscやDVDソフトをワイド画面で楽しめるだけでなく、サウンド面にも力を入れている。ホームシアターと銘打っているだけに、5.1ヴァーチャルサラウンドを実現しているのだ。といっても、大掛かりなサラウンドスピーカーがセットになっているわけではなく、このノートパソコン本体だけでサラウンドが楽しめる仕掛けを用意しているのだ。本体スピーカーのみでのサラウンドを実現したのは、米Dolby Laboratoriesのパソコン向け音響技術、「DOLBY HOME THEATER」。同技術は、パソコンに搭載している小さなスピーカーだけで、非常に広がりのある5.1chヴァーチャルサラウンドを提供してくれる。

 同社の音響技術を採用したことで、小さな内蔵スピーカーでも「Natural Bass」という機能を使えば、迫力ある重低音を体感できるほか、普通のステレオヘッドホンでも「Dolby Headphone」機能によりサラウンドが楽しめる。これら機能にはなかなか驚く。

 これまで挙げたように、映像を楽しめる機能が豊富だからこそ、Gemstone Blueシリーズは「持ち運べるホームシアター」と呼べるわけだ。書斎や寝室などに持ち運び一人で楽しむには最適な製品といえるだろう。

■デザイン的にも性能的にも満足できる

ピアノブラックをバックに青く光るフォルムはデザイン的、配色的にもスマートさを演出している
ピアノブラックをバックに青く光るフォルムはデザイン的、配色的にもスマートさを演出している
青い光のメディアコンソールは、軽い指先のタッチだけで再生操作などができるようになっている
青い光のメディアコンソールは、軽い指先のタッチだけで再生操作などができるようになっている
 ところで、日本エイサーというメーカー名になじみの無い人も少なくないだろう。しかし、同社が属するAcerグループは、パソコンメーカーとして世界第3位のシェアを誇る非常に大きなメーカーなのだ。大手のパソコンメーカーにOEM供給しているケースも多いので、知らずに使っていたという人もいるかもしれない。

 同社は、最近デザイン面での評価が非常に高くなってきており、そのセンスの良さはGemstone Blueシリーズからも見えてくる。光沢のあるピアノブラックのボディーに、青く光るメディアコンソールが美しい。メディアコンソールは、軽い指先のタッチだけで再生操作などができるようになっている。

 一方、パソコンとして見たときも、全モデルで処理速度の速いインテルの「Core 2 Duo」プロセッサーを搭載するとともに、上位、中位モデルには米NVIDIA製の最新グラフィックボード「GeForce 9500M GS」を装備するなど、かなりの高性能を誇る。さらに、指紋認証セキュリティー機能といったものまで搭載しているので、夜はホームシアターとして、昼はビジネス用途に、といった使い方もいいかもしれない。

■関連情報
日本エイサー
Aspire 6920「GEMSTONE Blue」シリーズ

■お問合せ 日本エイサー エイサーご購入ホットライン
フリーダイヤル 0120-561-813
(受付時間 午前10時~午後18時/月~金)
※土日祝日・年末年始・当社指定休業日除く
http://www.acer.co.jp/contact/sales.html

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