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『鳴らさない鐘は鳴らない』
Vol.26 ラスベガスと空手道

 
2008/07/10

小山田真
1982年3月10日、岡山県生まれ。幼い頃からブルース・リーやジャッキー・チェンに憧れ、ハリウッドでアクションスターになる事を夢見る。高校卒業後、00年に周囲の反対を押し切って単身渡米。演技経験も英語力もゼロからスタートした。03年製作の『ラスト サムライ』で、渡辺謙演じる「勝元」の息子「信忠」役に抜擢され、これを好演して評価を受けたのちに、次々とハリウッド作品に出演する。06年春には自らの製作会社を立ち上げ、プロデュースにも携わる。07年11月には初プロデュース映画“Good Soil”が公開された。

 ハリウッドから小山田真です。

 ネバダ州のラスベガスへ行ってきました。24時間眠らないギャンブルの街、この活気にはいつ来ても驚かされます。ラスベガスに来たのは去年以来ですが、過去にいろいろな思い出があります。

ギャンブルの街の想い出は空手

しっかりギャンブルもします!
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 去年は、アメリカ在住の空手の師範たちに招待されて「小沢カップ」という全米大会にゲストとして出席させてもらいました。アメリカに住んでいる日本の師範たちの大半は60年代に渡米してきて、それ以来全米にとどまらず世界中に日本の空手を広めてきた方たちです。

 この「小沢カップ」は毎年1回、ラスベガスで開催されるイベントで、世界から空手の強者たちが集まる大会です。主催者は主にアメリカ在住の日本人空手師範たちからなり、日本の武道である空手の復旧と発展の為に創設された米国公益法人である「北米空手道師範会」(公式ウェブサイトはこちら) によって運営されています。

初めて空手を見たのもラスベガス

体が大きいアメリカ人の武道家
体が大きいアメリカ人の武道家
 僕はアメリカに来るまでは空手がここまで全米、また世界中で広く親しまれているとは知りませんでした。空手道だけではなく柔道、剣道、弓道もアメリカの武道家たちをはじめ、一般的にも広く理解されているようですね。

 そういえば、アメリカで初めて空手の試合を見たのも2001年に初めてラスベガスに来た時でした。その時見たアメリカ人空手家の数にびっくりしたの今でもよく覚えています。この時僕は、アメリカで始めた中国少林寺功夫の全米大会でラスベガスを3日間訪れていました。

 僕の試合の合間に、アメリカ人空手家たちの試合ぶりをしばらく観察していました。アメリカ人はとにかく体がデカい!! 動きもダイナミックで迫力があります! サイズがふた周りぐらい大きいアメリカ人の空手家と組み合う場合はスピード、瞬発力がとても重要だと感じました。

『ベスト・キッド』が火付け役?

 日本の文化、空手道を題材にし、80年代に世界中で大ヒットした映画『ベスト・キッド』(シリーズ4作目まで製作された)は、今でもアメリカの一般の人たちの間で高い人気があります。このシリーズでは、基本的に空手道がどういうものなのかがわかりやすく描かれています。この映画の影響で空手を始めたアメリカの子供はかなりたくさんいると思いますよ。

 去年僕が主催した全米の武道の師範たちを集めた食事会で、日本人空手師範から武道家として最も大切な事を教わりました。それは、「道」(どう)、これから武道を稽古して行く上で、最も理解しなければならない事であり空手の神髄とも言うべきものであるかもしれません。この言葉を武道家としてもしっかり認識し、アメリカや世界に伝えて行きたいと思います。
 
 ではまた! 小山田真でした。

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