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『鳴らさない鐘は鳴らない』
Vol.28 親知らずでアメリカの歯医者を初体験

 
2008/07/29

小山田真
1982年3月10日、岡山県生まれ。幼い頃からブルース・リーやジャッキー・チェンに憧れ、ハリウッドでアクションスターになる事を夢見る。高校卒業後、00年に周囲の反対を押し切って単身渡米。演技経験も英語力もゼロからスタートした。03年製作の『ラスト サムライ』で、渡辺謙演じる「勝元」の息子「信忠」役に抜擢され、これを好演して評価を受けたのちに、次々とハリウッド作品に出演する。06年春には自らの製作会社を立ち上げ、プロデュースにも携わる。07年11月には初プロデュース映画“Good Soil”が公開された。

 ハリウッドから小山田真です。

 今週は、多くの方が人生の中で経験する「親知らず」の治療を受けました。実は初めの1本は去年日本へ帰った時に抜いてもらったんです。治療を受けた歯医者さんは僕が小さい時からお世話になっている方で、なんの心配もいりませんでした。

アメリカの“親知らず専門”歯科医院

 アメリカに移住して8年間、歯の治療はいつも日本へ帰国した時にしていました。アメリカの歯医者の技術は問題ないのですが、何か怖いんですよね。やはり子供の頃から日本で歯の治療を受けている分、心のどこかで安心するところがあるんでしょう。

 今回初めてアメリカで治療を受けて、日本とアメリカでは親知らずの治療方法が異なる事を発見しました。日本で親知らずの治療を受ける時には、普通の歯科医院に行きますよね。でもアメリカには“親知らず専門”の歯科医院があるんです。

 僕の親知らずは普通のものより根が複雑らしく、日本の歯医者さんはかなり苦労していました。麻酔は治療を受ける歯の周辺だけでした。

「死んでも一切責任は負いません」

麻酔直前です。怖い!
麻酔直前です。怖い!
 でも今回アメリカで残りの3本を抜いてもらった時は、全身麻酔で1時間弱眠らされました。さらに眠らされる直前に、もし何かが治療の最中に起きた場合、例えば眠らされて何らかの原因で死んだ場合など、その歯科医院は一切責任を負わないと表裏にしっかり記載された書類に3枚ぐらいサインさせられました。さすがアメリカです。親知らずを抜くだけでも弁護士がしっかり準備した書類にサインをしなければいけないんですねー。さらに治療後は麻酔の余韻があるため、自分で運転して帰宅する事は禁じられています。

 僕は、歯医者に限らずアメリカの医者を利用しますが、やはり日本の医者の方が個人的には落ち着きます。医療費や医療施設にしても日本の方が安く、しっかりしてますしね。何事も自分が住んでいる環境に慣れれば問題はないと思うのですが、この歳でもう老後の医療関係の事などを少し考え初めている自分に少し驚きました。

 医者もいろいろ探して、よくハリウッドスターが利用している医者にお世話になっています。ハリウッドの俳優、映画関係の方たちは何人か違った医者を利用している事も知りました。

 今週は、親知らずの治療のため、安静にするよう指示されていたので、自宅で1日3本ペースの映画鑑賞の日々を過ごす事になりました。

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