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『鳴らさない鐘は鳴らない』
Vol.10 加速しだしたハリウッドでのキャリア

 
2008/03/14

小山田真
1982年3月10日、岡山県生まれ。幼い頃からブルース・リーやジャッキー・チェンに憧れ、ハリウッドでアクションスターになる事を夢見る。高校卒業後、00年に周囲の反対を押し切って単身渡米。演技経験も英語力もゼロからスタートした。03年製作の『ラスト サムライ』で、渡辺謙演じる「勝元」の息子「信忠」役に抜擢され、これを好演して評価を受けたのちに、次々とハリウッド作品に出演する。06年春には自らの製作会社を立ち上げ、プロデュースにも携わる。07年11月には初プロデュース映画“Good Soil”が公開された。

 ハリウッドから小山田真です。

 先週までは、僕の役者としての転機となった作品『ラスト サムライ』の撮影当時を振り返りました。

 この映画がきっかけで、特に日本とアメリカの多くの方々に僕のハリウッドでの活動を知っていただきました。高校を卒業してすぐ、何のあてもなくひとりでハリウッドにやってきましたが、これで何とか次につながる大きな一歩を踏み出せたと思います。

仕事が舞い込んで学校に戻れず

 長かった撮影が終わり、撮影の前に一年半通っていたロサンゼルス・シティー・カレッジに戻る予定でした。この短大のインターナショナル・ディレクターからは、『ラスト サムライ』の撮影のため特別に許可をもらっていて、撮影が終わり次第学校へ戻って来ても良いとのことだったのです。

 僕もそのつもりだったんですが、次の劇場用映画出演の話が入ってきました。“Constellation”というハリウッド映画で、アラバマ州での撮影予定が組まれていました。学校には戻れず、すぐに『ラスト サムライ』の時とは別の新しい労働ビザを取ってこの撮影に入りました。
“Constellation”は、2007年にアメリカ全国の映画館で上映されました(日本では未公開)。

 この映画の撮影が終わり、今度こそは学校に戻る予定でしたが、今度はアメリカのテレビドラマ“Jake 2.0”という番組に出演が決まり、カナダのバンクーバーで行われた撮影に飛んで行くことになりました。

多くの日本のテレビ番組に出演

 これらの仕事の台詞はすべて英語で、撮影ももちろん英語で行われました。
撮影がない日は常に、ダイアレクト・コーチと呼ばれる、英語の役に合った方言や発音のコーチの指導や武道の稽古を受けていました。毎日のすべてがハリウッドでの俳優活動に結びついてきたようでした。

 『ラスト サムライ』の公開後、NHK、TBS、日本テレビなどの全国ネット番組や、多くの地方局の番組にも呼んでいただき、出演しました。もしかしたらこういった番組で僕のことを知ったという方がいちばん多いかもしれませんね。

 他のハリウッド映画のレッドカーペットの参加や、アメリカの雑誌の写真撮影の数も増えてきました。

 そして2004年、またひとつ大きな仕事を今度はディズニーからいただきましたが、これはまた来週のお話です。
 小山田真でした!

エジプトにて
エジプトにて


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