
ピーター・バート
米バラエティ誌 編集長。ウォール・ストリート・ジャーナル紙とニューヨーク・タイムス紙のレポーターを経て、1967年にパラマウント・ピクチャーズへ。『ゴッドファーザー』『ペーパー・ムーン』『ローズマリーの赤ちゃん』など数々の名作のプロデュースに関わり、77年、独自の製作会社を設立。そこで『郵便配達は二度ベルを鳴らす』などの作品をプロデュースする。MGM/UAの上席副社長を経て、89年よりバラエティ誌の編集長兼副社長を務める。
米バラエティ誌 編集長。ウォール・ストリート・ジャーナル紙とニューヨーク・タイムス紙のレポーターを経て、1967年にパラマウント・ピクチャーズへ。『ゴッドファーザー』『ペーパー・ムーン』『ローズマリーの赤ちゃん』など数々の名作のプロデュースに関わり、77年、独自の製作会社を設立。そこで『郵便配達は二度ベルを鳴らす』などの作品をプロデュースする。MGM/UAの上席副社長を経て、89年よりバラエティ誌の編集長兼副社長を務める。
候補者たちにお勧めの映画とは
ようやく大統領予備選挙が終わり、候補者たちはほっと一息ついてることだろう。ちょっと映画でも観に行ったりして。どのみち、勝者はもうすぐおいしい特典を得ることができる。ホワイトハウスの中にある試写室を自由に使えるのだ。そのことについて、ちょっと推薦したいことがある。
ジョン・マッケインは、ロナルド・レーガンの旧作を観たくなるに違いない。もしくは、『ランボー』シリーズの最新作『ランボー 最後の戦場』か。でも、もっといいお勧めがある。『ノーカントリー』だ。題名を聞くと本人は不快になるかもしれないが(注:原題は “No Country for Old Men”)、きっとこの映画は彼の心に響くだろう。
先日レースから脱却したミット・ロムニーは心の傷を癒すために 『掠奪された七人の花嫁』を注文したそうだ。それから、「ビッグ・ラブ」シリーズも最初から全部観るつもりのようだ。あの無表情な顔が、笑いで崩れてくれるといいね。
バラク・オバマは『アラバマ物語』をもう一度観るつもりだと友人たちに話している。でも情報筋によると、彼は “Hanna Montana and Miley Cyrus”を手に入れたらしいので、あの若者のパフォーマンスを観るのだろう。そうでなかったら、 “Mad Money”でも観るところだったはずだが。
一方ヒラリー・クリントンは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を3回も観て、ビル・クリントンをがっかりさせているそうだ。『シッコ』ももう一回観るつもりらしい。
ジョン・エドワーズと言えば、『アイム・ノット・ゼア』をセレクションの中に入れなければならなくなった(注:エドワーズも先月末に候補から抜けている。)
ある筋の話によると、マイク・ハッカビーはどの映画を観たらいいか、迷いに迷っているらしい。メル・ギブソンの『パッション』は残虐すぎるし、それなら、『十戒』のリメイクが出るのを待とう、と考えている。その間に、Chris Waittの新作 “The Complete History of My Sexual Failures”(訳:私の性的失敗の数々)を、こっそりビル・クリントンに送りつけてやろうと計画している。
ジョン・マッケインは、ロナルド・レーガンの旧作を観たくなるに違いない。もしくは、『ランボー』シリーズの最新作『ランボー 最後の戦場』か。でも、もっといいお勧めがある。『ノーカントリー』だ。題名を聞くと本人は不快になるかもしれないが(注:原題は “No Country for Old Men”)、きっとこの映画は彼の心に響くだろう。
先日レースから脱却したミット・ロムニーは心の傷を癒すために 『掠奪された七人の花嫁』を注文したそうだ。それから、「ビッグ・ラブ」シリーズも最初から全部観るつもりのようだ。あの無表情な顔が、笑いで崩れてくれるといいね。
バラク・オバマは『アラバマ物語』をもう一度観るつもりだと友人たちに話している。でも情報筋によると、彼は “Hanna Montana and Miley Cyrus”を手に入れたらしいので、あの若者のパフォーマンスを観るのだろう。そうでなかったら、 “Mad Money”でも観るところだったはずだが。
一方ヒラリー・クリントンは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を3回も観て、ビル・クリントンをがっかりさせているそうだ。『シッコ』ももう一回観るつもりらしい。
ジョン・エドワーズと言えば、『アイム・ノット・ゼア』をセレクションの中に入れなければならなくなった(注:エドワーズも先月末に候補から抜けている。)
ある筋の話によると、マイク・ハッカビーはどの映画を観たらいいか、迷いに迷っているらしい。メル・ギブソンの『パッション』は残虐すぎるし、それなら、『十戒』のリメイクが出るのを待とう、と考えている。その間に、Chris Waittの新作 “The Complete History of My Sexual Failures”(訳:私の性的失敗の数々)を、こっそりビル・クリントンに送りつけてやろうと計画している。

レーガンの出演作品やマイリー・サイラスの映画が大統領候補者たちに人気?
私がこんなことを言っているのには根拠がある。昔、歴代の大統領が好んで観た映画を調べたところ、彼らのキャラクターと映画が合っていた。フランクリン・D・ルーズベルトはディズニー映画なら何でもこいだったが、1943年にカサブランカ会議に行く直前に『カサブランカ』の映画を観るほど、映画を真剣に捕らえていた人だった。
リンドン・ジョンソンは、ご想像通り、ジョン・ウェインものが大好きで、真のハリウッド通のレーガンは『素晴らしき哉、人生!』を繰り返し観ていた。JFKは大作が好きで『スパルタカス』のような映画をホワイトハウスで観ていたが、『魚雷艇109』は一度も観たことがなかったらしい。
ビル・クリントンはしょっちゅう映画を観ていたが、特に『真昼の決闘』を好んでいた。つまり、強靭な男が、昔の敵から逃れられずにいる、という映画だ。さらに、楽天家のジョージ・H・W・ブッシュは何度か友人たちを招いて『ベスト・キッド』を上映したらしい。ところが、息子の方は、映画やポップカルチャー全般に、これっぽっちも魅力を感じていない。本当の話、この間のケネディ・センター名誉賞の時、ブッシュ大統領はマーティン・スコセッシのことを サルコジと言ってしまっていたし。
念のために言っておくと、ホワイトハウス史上、最も映画好きだったのは、リチャード・ニクソンだ。一番好きな映画は『パットン大戦車軍団』だったらしい。秘密裏に進められたカンボジア爆撃の際にも、3回この映画を上映している。在任中に上映した映画は500本。なぜ一晩に2度も 『ディープ・スロート』を上映したのかということはワシントンの伝説となっているが、そのことについて彼は「完全に記憶したかったから」と説明した、とかしないとか。
リンドン・ジョンソンは、ご想像通り、ジョン・ウェインものが大好きで、真のハリウッド通のレーガンは『素晴らしき哉、人生!』を繰り返し観ていた。JFKは大作が好きで『スパルタカス』のような映画をホワイトハウスで観ていたが、『魚雷艇109』は一度も観たことがなかったらしい。
ビル・クリントンはしょっちゅう映画を観ていたが、特に『真昼の決闘』を好んでいた。つまり、強靭な男が、昔の敵から逃れられずにいる、という映画だ。さらに、楽天家のジョージ・H・W・ブッシュは何度か友人たちを招いて『ベスト・キッド』を上映したらしい。ところが、息子の方は、映画やポップカルチャー全般に、これっぽっちも魅力を感じていない。本当の話、この間のケネディ・センター名誉賞の時、ブッシュ大統領はマーティン・スコセッシのことを サルコジと言ってしまっていたし。
念のために言っておくと、ホワイトハウス史上、最も映画好きだったのは、リチャード・ニクソンだ。一番好きな映画は『パットン大戦車軍団』だったらしい。秘密裏に進められたカンボジア爆撃の際にも、3回この映画を上映している。在任中に上映した映画は500本。なぜ一晩に2度も 『ディープ・スロート』を上映したのかということはワシントンの伝説となっているが、そのことについて彼は「完全に記憶したかったから」と説明した、とかしないとか。





















