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VARIETY HISTORY
~バラエティ102年の歴史~

2007/11/01
〈トレンド・セッティング・シリーズ〉に登場したヨーダ。
〈トレンド・セッティング・シリーズ〉に登場したヨーダ。

02.スピルバーグやルーカスも愛読書

 あなたの部屋の中を見回して欲しい。必ず買っている週刊誌や毎日購読している新聞がないだろうか。同じようにスピルバーグやルーカス、コッポラといったハリウッドの業界人たちのオフィスに必ずあるのが、米「バラエティ」紙である。

 日本では広く知られていないが、創刊から102年、1世紀以上もの歴史を持つ米「バラエティ」紙は、世界の映画・テレビ界の中心に立つNo.1エンタテインメントニュース紙である。映画会社やスタジオ、テレビ局をはじめとする全てのショー・ビジネス界のバイブルと呼ばれている。

 私自身、ロスのフィルムスクールにいた時分、オフィスやライブラリーに必ず置いてあった「バラエティ」を見て初めてその存在を知った。ボックス・オフィスなどのデータから製作が決定した新作映画などのニュース、コラムやレビューにいたるまで、日刊であるにも関わらず膨大な量の情報をカバーしていることに驚いたものである。

『ランボー』シリーズや『ターミネーター』シリーズのプロデューサー、マリオ・カサールは語る。
「『バラエティ・ジャパン』には、正しいハリウッドを日本に伝え、また我々には日本についての情報をビジネス、クリエイティブ両面でたくさん提供してくれるインタラクティブな存在になって欲しい。ハリウッドのフィルムメーカーたちは皆それを望んでいるよ」

 米「バラエティ」紙への信頼の上に立つ期待である。

なぜ信頼されるのか?

 その「バラエティ」の一番の武器は質の高いジャーナリズムと情報力である。

『ザ・リング』『THE JUON 呪怨』などのハリウッドでの成功で、アメリカン・ドリームを体現したプロデューサーの 一瀬隆重は言う。
「今、映画のメディアは荒れていて、知識のない人間がいい加減な情報を流している。『バラエティ・ジャパン』には是非、正確な報道を期待したい。」

「バラエティ」はハリウッドの本社オフィスだけでも約30人の記者を抱える。その多くは、「ニューヨーク・タイムズ」「ワシントン・ポスト」といった一流紙や、映画会社、テレビ業界での経験を持つ精鋭のジャーナリスト達。彼らがスタジオや、製作会社、テレビ局などそれぞれの担当を持ち、独自のルートで日々取材にあたっている。

 また米国内に留まらず、ロンドン、パリ、ローマ、アジア各国など重要なエンタテインメント拠点に特派員を置き、世界中の娯楽ビジネスに関わるニュースを逃さずキャッチできるネットワークを構築している。

 この情報力の厚みは「バラエティ」102年の歴史の中で、じわじわと築き上げられてきたのだ。ではこのあと、その歴史を紐解いてみることにしよう。

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2005年11月17日発売のVariety創刊一世紀記念号。「一世紀のアイコンたち」と題され。表紙のビートルズ他、チャップリン、マリリン・モンロー、ミッキー・マウスら時代の寵児を特集。
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今年2月の第79回アカデミー賞の結果を報じるVariety。『ディパーティッド』で作品賞と監督賞を受賞したマーティン・スコセッシ、男優賞のフォレスト・ウィティカー、女優賞のヘレン・ミレンらの顔が並ぶ。
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1963年Daily Variety11月25日号。22日に暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領の死を悼んで、「全てのショービジネスはケネディの喪に服す」の見出し。
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