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VARIETY HISTORY
~バラエティ102年の歴史~

2007/11/01
〈トレンド・セッティング・シリーズ〉のベン・アフレック。
〈トレンド・セッティング・シリーズ〉のベン・アフレック。

05.“variety.com”から「バラエティ・ジャパン」へ

 週刊紙「バラエティ」、日刊紙「デイリー・バラエティ」、そしてニューヨーク版日刊紙「デイリー・バラエティ・ゴッサム」。
 この3つの新聞/雑誌を軸に、創刊から約1世紀の間、常に時代に対応した形態で、業界に必要な情報を送り出してきた「バラエティ」は、自然の流れにより1998年、WEB上の展開をスタートさせた。

 前出の「バラエティの生き字引」、エディターのグレイは語る。
 「インターネットは世界中の人々とタイムラグなしにつながる事ができる素晴らしい通信手段ですが、我々はそれまで情報紙を販売してきた背景があり、ユーザーが無料で我々の情報を入手できるWEBの運営には、実に多くの議論を必要としました。しかしそれでも意義のあるものとして、variety.comを立ち上げたのです。その結果、それまでの小紙にはなかった化学反応が生まれました」

 このvariety.comによって、業界人だけでなく、一般の消費者たちも「バラエティ」の情報にアクセスできるようになった。同時にvariety.com自体も、業界向けサイトの範疇を飛び越え、より広い情報網で一般ユーザーが楽しめるトピックスやビデオコンテンツを扱い、高い支持を受けるようになった。やがてブログ、作品批評やデータベースなどをもオンラインでカバーする一大エンタテインメント・サイトに変貌を遂げたのだ。

世界と日本を繋ぐ「バラエティ・ジャパン」誕生

 そして2007年、11月。102年の歴史を持つ「バラエティ」と、これからのトレンド・ストリームを創り出していくvariety.com、これら両方の遺伝子を受け継いだ「バラエティ・ジャパン」—varietyjapan.comが誕生した。

「バラエティ・ジャパン」は日本とハリウッドの両方に編集チームを持ち、ニュースはもちろんインタビュー、ビデオ、特集記事など魅力的なコンテンツを取り揃えていく。

 言うまでもなく、現在エンタテインメントの世界の中心はハリウッドである。どこの国でもほとんど自国の映画とハリウッド映画しか上映しないのが“常態”となっているのではないか。個人的に私はこの状況を良く思わないし、最近の大作ハリウッド映画にも辟易している。もっとヨーロッパやアジア、アフリカ、南米などの映画も頻繁に見たいし、なにより日本映画からより良質な作品が誕生し、世界で評価されて欲しい。

 渡辺謙や菊地凛子、マシ・オカなど「日本人メジャーリーガー」の活躍にもっともっと興奮したいし、多くの才能をもった日本人クリエイターが、今以上に世界中で作品創りに関わるさまを見たいと思っている。

 今、ハリウッドが世界の中心である以上、世界と日本はハリウッドを媒介にしてつながることになる。我々「バラエティ・ジャパン」がハリウッドから発進する情報が、ひいては日本のショー・ビジネスの底上げや、さらなる「メジャーリーガー」たちの出現の手助けになれば、こんなに嬉しいことはない。
エンタテインメント界の“ワールド・シリーズ”で、日本人選手たちが暴れ回る時代を心待ちにしているのは私だけではないだろう。

 最後に告白するが、私は大の映画ファンであり、熱烈なレッドソックスファンでもある。この日、ロッキーズの松井稼頭夫は3安打と気を吐くが、試合は10対5でレッドソックスが3連勝、ワールド・シリーズ制覇に王手をかけた。この原稿が少し興奮気味になったのはそのせいもあると、大目に見ていただければありがたい。
 また周知のとおり、この翌日のゲームを4連勝で飾ったしたボストンが見事全米No.1の栄冠に輝いた。


text by Kiyoshi Suzuki(Variety Japan LA)
文化放送に14年間勤務後渡米、ロスの映画学校で学ぶ。今年9月より現職。脱走映画と卵かけご飯をこよなく愛する。



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〈トレンド・セッティング・シリーズ〉デイヴィッド・ドゥカブニー。
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〈トレンド・セッティング・シリーズ〉のサー・エルトン・ジョン。
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〈トレンド・セッティング・シリーズ〉のウーピー・ゴールドバーグ。
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