
大人と子供合わせて総勢9名が集まった横山家。母親のとし子は大根のきんぴらや豚の角煮といった素朴な家庭料理をはりきって用意する。きびきびと働く母の横では娘や息子、孫たちが大根の皮を剥いたり、枝豆のさやから豆を出したり、とうもろこしの実をはずしたりと思い思いに手伝っている。暑い夏の日、目にも清々しい枝豆とみょうがの混ぜ寿司に続いて登場するハイライトは、とうもろこしのかき揚げ。ポンポンとにぎやかに跳ねる油の音につられて、無愛想な父・恭平も台所に顔を出す。是枝監督も子供の頃、大好物だったという一品は、横山家にとっても思い出深いメニュー。今は亡き長男・純平が元気だったころの楽しい出来事が語られ、笑いが広がる。
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「若い人たち」が集まると、これでもかと食べさせてしまうのも親の常。横山家でも手料理に加えて、なじみの寿司屋から上寿司が届けられる。昼食が終わって一段落すると、良多が持参したすいかや孫たちも手伝って作った白玉も振る舞われる。お参りに来た良雄は自分の持ってきた水ようかんを2つも食べて家族たちに笑われる。夕刻。ちなみ一家は帰り、老夫婦と良多たちは(肝吸いもついた)出前のうなぎで一日を終える。なんとも盛りだくさんでお腹いっぱいの夏の食卓である。
Text by Yuu Sato
























