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スロット当たりが恋のツキ
『ベガスの恋に勝つルール』

2008/08/12
 こんなにつらい現実なら、ヴェガスに行って気晴らしだ! と文字通り、現実逃避を体現する大人の男女が主人公。婚約者にこっぴどく振られたジョイ(キャメロン・ディアス)と父の経営する工場から干されたジャック(アシュトン・カッチャー)は、どん底に留まって落ち込む代わりに、歓楽街での大騒ぎを選ぶのだ。

マテリアリズムとフリーダム

 クラブ遊びや泥酔ダンス、リムジンからの雄叫び、ワンナイト・スタンドと、どれをとっても、年齢など関係なしのフリーダム。ドライブ・スルー(に近い)結婚式に離婚裁判、険悪になればマリッジ・カウンセリングと、利便性を重視したマテリアリズム。

 ラブコメ百戦錬磨のディアスとコメディ・センス抜群のカッチャーとあり、軽く明るいラブ・ストーリーを想像するが、ヴェガスを舞台に繰り広げられる本作には、アメリカならではの“マテリアリズム”と“フリーダム”が存在している。

 こうした全てを表現するのに最適な場所は、ヴェガス以外にないだろう。

 「だってヴェガスは世界最高なのよ! とにかく楽しいんだから、たとえ仕事であっても行きたくなるの。今回の物語が成立するのはヴェガスしかないと思う。おまけに300万ドルも勝ってしまうのだから」(キャメロン)

 そう、勢いで一夜をともにし、翌朝、縁を切ろうとした矢先に、ジョイのコインでジャックポットを大当てしてしまうジャック。300万ドルの取り分を巡って仮面夫婦生活を続ける2人は、駆け引きを繰り返しながら、思わぬ絆を築いていくのだが、ギャンブルの罠に惑わされるのは、映画の主人公だけではないようだ。

 「僕のような人間にとっては、とても危険な街だね。特に夜はね。今回は夜の撮影が多かったので、自由になる時間は昼間しかなかったし、問題なかったけれど」(アシュトン)


●監督:トム・ヴォーン 製作:マイケル・アグイラージミー・ミラーショーン・レヴィ 脚本:デイナ・フォックス 
●出演:キャメロン・ディアスアシュトン・カッチャーロブ・コードリートリート・ウィリアムズデニス・ミラーレイク・ベル
●原題:What Happens in Vegas/2008年/アメリカ/98分/8月16日(土)より日本公開/公式サイト:http://movies.foxjapan.com/vegas/
●配給:20世紀フォックス

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