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“食べる”ことから、環境保護を考える
映画から考える、食べること、命のこと

2008/07/17

昨冬から今夏まで! 超ロングラン・ドキュメンタリー

『いのちの食べかた』7月25日まで渋谷イメージフォーラムにて、26日からはシネマート六本木にて公開予定。配給:エスパース・サロウ
『いのちの食べかた』7月25日まで渋谷イメージフォーラムにて、26日からはシネマート六本木にて公開予定。配給:エスパース・サロウ
 スローフード運動や食育など、 “食べる”という行為から、環境保護を考える視点も高まる現在。映画でも、“食べる”ことに注目が集まっている。

 07年11月から日本での公開がスタートした、ドキュメンタリー映画『いのちの食べかた』は、パリ国際環境映画祭グランプリやアテネ環境映画祭で最優秀作品賞を受賞した。そして現在もなお、超ロングラン上映が続いている。

 牛やブタなどが工場で加工される様子を、ナレーションもインタビューもなく淡々と見せていく本作。大規模な機械化によって、生産・管理せざるを得ない現代社会の実情を、オーストリアのニコラウス・ゲイハルター監督が、約2年間取材し、まとめあげた力作だ。私たち日本人が1年間に食べる肉(牛・豚・鳥)は約300万トン! と言われる。本作を観ると、私たち人間は、他の動物たちの命をいただいて、生かされていることを改めて痛感させられる。

秋には、賛否両論を呼んだ実話の映画化も

『ブタがいた教室』今秋公開開始。配給:日活
(c)2008「ブタがいた教室」製作委員会
『ブタがいた教室』今秋公開開始。配給:日活
(c)2008「ブタがいた教室」製作委員会
 また、秋には、観る者を当事者のひとりとして巻き込み、命や食、そして教育について考えさせる日本映画『ブタがいた教室』が公開される。

 1990年7月から1992年3月までの間、大阪のとある小学校の新任教師・黒田恭史氏は、担任クラスでブタを飼い、飼育を通して命を考える900日間の実践教育を行った。この模様はドキュメンタリー番組としてテレビで放送され、1993年度ギャラクシー賞奨励賞などを受賞する一方で、視聴者からは「残酷だ」、「それは教育ではない」という批判の声も上がった。今回、前田哲監督は、この実話をベースに、命について改めて考えることが必要とされている今、この試みを多くの人に伝えたいという思いから、映画化に挑んだという。

 オーディションで選ばれた26人の子どもたちとともに、一緒に悩みながら成長する新米教師・星先生役には、企画に賛同した妻夫木聡が熱演。「Pちゃん」と名づけられ、家畜ではなくペットになったブタを、食べるか、食べないか——。Pちゃんの処遇をめぐって大論争を展開する子どもたちの真剣な眼差しから、あなたは何を感じるだろうか?


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