
人は、緑へ逃げてしまう生き物なのかも
いい年をした父子のゆるゆると流れるモラトリアムな日々。都会の喧騒を逃れ、緑あふれる避暑地=軽井沢で過ごす“THEスローライフ!”が、ユーモアと毒の絶妙なバランスを保ちながら描かれる。東京の猛暑をTVで知るや小さくガッツポーズする息子、増え続けるトマトの調理法に頭を悩ます父親。それぞれ日常にのっぴきならない事情を抱えつつも、そこは深く問いただすような無粋なマネはしない。ただお気に入りのジャージ(おしゃれジャージではなく、本当に学校で使われていた古着のジャージというところもある意味エコ!?)を着て、ダラダラするだけ。後半、思わぬ展開になったりして、いわゆる“癒し系”のエコ映画とは一線を画すが、人は何かから逃げたくなると緑のある方へある方へと行ってしまう生き物なんだなと妙に実感。朝日を浴び、緑に抱かれ、とれたての野菜を食べているとそれだけで元気になる本来、単純な人間。そのシンプルさが少しずつ狂い始めているのだ。
●2008年/日本/カラー/ビスタ/ドルビーSR/93分/7月19日から恵比寿ガーデンシネマ、角川シネマ新宿ほか日本公開
●配給:ザナドゥー
公式HP:http://www.ja-zi2.jp/
●2008年/日本/カラー/ビスタ/ドルビーSR/93分/7月19日から恵比寿ガーデンシネマ、角川シネマ新宿ほか日本公開
●配給:ザナドゥー
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(c)2008『ジャージの二人』製作委員会






























