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カンヌ映画祭部門紹介

2008/05/14

本選

Palme d’or
Palme d’or
コンペティション La Compétition

 映画祭のメインイベントであるコンペティション部門。この部門に出品するだけでも相当な競争率だが、そのなかから最も優秀な作品にパルムドールの栄誉が与えられる。
 審査員は世界の著名な映画人から構成される。今年は審査員長にショーン・ペン、審査員はジャンヌ・バリバールラシド・ブシャルセルジオ・カステリットアルフォンソ・キュアロンアレクサンドラ・マリア・ララナタリー・ポートマンマルジャン・サトラピ、アピチャッポン・ウィーラセタクン。

Caméra d’or
Caméra d’or
ある視点 Un Certain Regard

 コンペ部門のサブセクション的なノン・コンペティションの部門。ジル・ジャコブにより1978年からスタートした。コンペ部門に比べると、アート性の強い、商業ベースにのらない作品がエントリーされる。

カメラドール Caméra d’or

 本選のコンペ部門、ある視点部門、批評家週間、監督週間に出品された作品のうち、初監督作品のみを対象に、最も優秀な作品に贈られる新人監督賞。1978年にジル・ジャコブにより、若手の才能を奨励するために設置された。審査は、本選審査員とは別に設けられたカメラドールの審査員によって行われる。

併行週間

世界の映画祭の中でもカンヌが特別に人々を惹きつける理由は、風光明媚な土地柄だけでなく、公式上映とは別にある批評家週間、監督週間という魅力的なプログラムにあるだろう。

2008年の批評家週間のポスター
2008年の批評家週間のポスター
批評家週間 Semaine Internationale de la Critique

 カンヌ映画祭に特別な意味をもたらす併行週間の中でも最も古くに設立されたのが「批評家週間」。若手監督の発掘と紹介を目的として、作品選考はフランスの批評家連盟が独自に行う。
 選考の基準は、世界の、質は高いがまだあまり知られていない監督の作品で、第1回もしくは第2回監督の長編作品に限られている。この部門の意義に沿うように、批評家週間出身でその後世界的な活躍をみせている監督たちは、ベルトルッチケン・ローチウォン・カーワイジャック・オーディアールガスパール・ノエアルノー・デプレシャンフランソワ・オゾンなど多数。アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの『アモーレス・ペロス』を紹介したのも批評家週間だ。

2008年の監督週間のポスター
2008年の監督週間のポスター
監督週間 Quinzaine des Réalisateurs

 フランス映画監督協会(SRF)により、独自の選考で行われるノン・コンペティション部門。1969年にスタートし、今年は節目の40回目を迎える。より自由な作品選定と幅広い作品紹介を目的としている。
 公式のコンペ部門選考とは全くの別ルートで、監督同士のコネクションを最大限にいかして世界中から作品が集められる。
 選考基準を作家性におき、やはりまだあまり知られていないが特別な才能がある監督、様々なジャンルの作品、オリジナリティある作品が選ばれる。過去には、ヘルツォークファスビンダー大島渚ルーカススコセッシジャームッシュミヒャエル・ハネケスパイク・リーダルデンヌ兄弟、ソフィア・コッポラなど、今では世界で活躍する監督たちの作品を初期の頃から紹介してきた。

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