ヘッダーの始まり

グローバルナビゲーションの始まり
ホームニュース特集(選択中)インタビュー動画コラムレビューランキングフォトギャラリーピックアップ
最新映画情報V ブログ教えて!エンタ業界転職情報フロムジャパンV プラスメールマガジンプレゼント映画データベース
パンくず式ナビゲーション

北村龍平

2007/11/12

日本の監督が評価されない状況に歯がゆさを感じる


text by Takeshi Oka 
photographs by Takeshi Oka

 

ハリウッドはあらゆる可能性を試す

 『あずみ』『ゴジラ FINAL WARS』など数々のアクション映画をヒットさせ、あえてインディーズで製作した『ラブデス』は愛と死のカタルシスをクレイジーに描き話題を呼んだ鬼才、北村龍平監督。現在は拠点をハリウッドに移し、世界進出作となる『ミッドナイト・ミートトレイン(原題)』をまさに今、撮り終えたばかり。そんな北村監督に、ハリウッドからみる“日本映画”について聞いた。

 来年公開のハリウッド映画『ミッドナイト・ミートトレイン(原題)』の製作を通して、日本との違いをどういう部分に感じていますか?

 「実はあまり違いを感じていません。それは僕が日本にいた時も日本映画らしい作り方をしていなかったからかもしれませんね。強いて挙げるなら、ハリウッドはありとあらゆる可能性を試すという部分ですね。編集だけで4カ月も費やしていて、今が17バージョン目ですから。ハリウッドは可能性を試すための時間と資金をきちんと用意しています」

 ハリウッドにおける日本映画に対するイメージは?

 「知っている人の数はやはり少ないですよ。現役の監督で評価されているのも、岩井(俊二)さん、北野(武)さん、三池(崇史)さんぐらいじゃないですかね。日本映画が好調だと言っても、そんなの日本国内だけの話だと思います。僕は日本にいる時から、ずっとそこに異を唱えて実践してきたんですけど、いつも反体制派のようにとらえられてきました。韓国映画に追い抜かれて、日本の原作を持っていかれたりもしていますよね。そこに危機感を持つべきだと思います。日本の市場にだけ向けて作って、それで儲かるシステムができ上がっている以上、ビジネスとしては正しいんですけど、日本の監督がほとんど評価されていない状況に歯がゆさを感じますね」

日本で撮るなら日本でしか撮れないものを

 ハリウッドでもご活躍されていますが、日本で映画を撮ることに何かしら可能性は見いだせますか?

 「『VERSUS-ヴァーサス-』から『ゴジラ FINAL WARS』までは、日本でもアクション・エンタテインメントができるということを証明してみせようと思ってやっていました。でも今は、ド派手なアクションはハリウッドでやっているので、日本でしか撮れないものを探しますね。
 『ラブデス』もそうですね。日本のメジャーでは絶対にやらせてくれない映画、そして、ハリウッドでも自分がやらないような映画を日本のインディーズやろうと思ったわけです。思いっきり暴走して、今この瞬間に俺たちにしかできない映画を作ろうと思って、まさにそういう映画になったと思います。そういうモチベーションがあれば、日本でもやりたいと思えますね」


Ryuhei Kitamura 17歳でオーストラリアへ渡り、スクール・オブ・ビジュアルアーツ映画科へ入学。帰国後、アクションホラー『ダウン・トゥ・ヘル』が、第1回インディーズムービー・フェスティバルでグランプリを受賞。渡部篤郎主演・プロデュースによる『ヒート・アフター・ダーク』で劇場映画デビューを果たし、つづく長編第1作『VERSUS-ヴァーサス-』が世界の映画祭を席巻、絶大な評価を得る。現在は活動の拠点を世界に広げ、ハリウッドにて多数の企画を進行中。


パンくず式ナビゲーション
広告エリアの始まり

フッターナビゲーションの始まり
フッターの始まり