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『スーパーマン』原作者遺族が勝訴
130ドルが数10億に VSワーナーの係争に決着

2008/04/01
『スーパーマン リターンズ』
『スーパーマン リターンズ』
 アメリカ人はもちろん、世界中の人々に愛され続けているスーパーヒーローの元祖スーパーマンを生み出したクリエイターの1人、ジェローム・シーゲルの子孫が、米ワーナー・ブラザースを相手に起こした訴訟で勝訴し、映画の収益の一部を受け取ることになった。

 「スーパーマン」は1937年、原作者のシーゲルとジョー・シャスターによってDCコミックスの前身ディテクティブ・コミックスに130ドルで権利が売却された。その後、コミックの人気と、映画化によってDCコミックスには多大な利益がもたらされた。シーゲルは原作者として、自身にも利益が分配されるよう主張し続けてきたが、認められることなく96年に他界し、以後、遺族が闘い続けてきた。

 原作権を相続しているシーゲルの遺族には、今回の勝訴により、99年以降にワーナーが製作した映画及び今後製作する映画の米国内収入の一部が支払われることになる。現在ワーナーが企画開発中の『スーパーマン リターンズ』の続編や “Justice League”も含めると、その額は数10億円にも上る可能性があるという。

 また、シャスターも、今後5年の間に同様の訴訟を起こすことが認められている。

 判決に対しワーナーは詳しくコメントをしていないが、声明文には「(映画からの)利益算出に関する重要な論点では、我々の主張が認められた」とだけ記されている。この「論点」とは、海外からの利益やマーチャンダイジング、そして98年以前に製作された『スーパーマン』関連のプロジェクトからの利益は、シーゲルへの分配対象にならない、というもの。

 シーゲルの訴訟を担当した弁護士マーク・トベロフは、実は米映画業界ではコピーライト救世主として知られている。これまでに担当したコピーライト権に関する訴訟は、ワーナー作品だけでも、『ワイルド・ワイルド・ウエスト』、『デュークス・オブ・ハザード』(日本劇場未公開)、「SMALLVILLE ヤング・スーパーマン」、そしてこれから公開となる “Get Smart”などがある。また、米ソニー・ピクチャーズなど、他のスタジオへの訴訟も担当していたことがある。

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