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シンガポール発の強力アジア・ファンド誕生
日本・韓国の映画会社との提携も視野

2008/05/17
 映画の製作、配給などを手がけるハイド・パーク・エンタテインメント・グループは、新しいハイド・パーク・アジア部門を視野に入れ、シンガポールを拠点とした数100万ドル規模のファンドを設立した。5500~7300万ドルを集め、今秋までに運用を開始したい意向だ。

 ハイド・パーク・アジアは、国際的な展開を視野に入れた英語作品と、国内やアジア圏を対象とした現地言語の作品を織り交ぜながら、年間3~4本の映画を製作、または共同製作していく。日本や韓国、インドの映画会社とも、長期的な製作パートナーシップを築いていく構えだ。

 アジアのエンタテインメント産業に向けたコンテンツ・ファンドを次々と設立しているシンガポール。国内のエンタテインメント産業を育成・管理するMedia Development Authority(MDA)の代表Christopher Chia氏は、「我が国を拠点とした13のファンドは、映画やテレビ、ゲーム開発に投資が可能な約3億8500万ドルもの資金を調達しています」と語り、ハイド・パーク・アジアの存在にも期待を寄せる。

 まだ、具体的なプロジェクトは発表されていないものの、ハイド・パーク・エンタテインメント・グループ自体は、積極的な動きを見せている。最近では、コールセンターの窓口係が織りなすロマンティック・コメディ “The Other End of the Line”(米MGM配給)の撮影を終えたほか、カプコン・ゲームの映画版『ストリートファイター 春麗の伝説』(米21世紀フォックス配給)も撮影中だ。

 また、インド最大のエンタテインメント会社Reliance Entertainmentの映画部門であるAdlabs Filmsとは、映画3本を製作する契約を、インド南西部ケララのアニメーション製作会社Toonz Animation とは、アニメーション映画数本の製作契約を結んでおり、そのうち“The Life and Adventures of Santa Claus”(ジュールス・バスアーサー・ランキン・ジュニア監督)は2009年のクリスマス・シーズンに公開予定だ。

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