
『ザ・マジックアワー』米国版ポスター
三谷幸喜監督の最新第4作『ザ・マジックアワー』の米国向けプライベート試写会が11日、ロサンゼルスの試写室で行われた。フジテレビとポニーキャニオンが主催し、人気テレビシリーズ『HEROES/ヒーローズ』でおなじみの俳優マシ・オカや、配給会社のバイヤー、パブリシストら35人余りが参加。日本では、公開5週目で興収32億9000万円を稼いでいる三谷喜劇が、北米配給のカギを握る関係者たちにお披露目された。
上映前には、「ベン・スティラーやウィル・フェレルら、米国で人気のコメディ俳優も日本ではほとんど無名」といった“異文化コメディ論”に花が咲き、日米双方ともコメディ映画の海外展開の難しさを再確認した。
「136分のコメディは長すぎるのでは?」とささやかれながらも、フタを開けてみれば、エンドロールまで席を立つ人はなし。前半には、製作者側の意図するところがそのまま伝わり、日本人のツボと同じポイントで繰り返し笑いが起きる。三谷喜劇らしい“ひとつの笑いが終わる間もなく、次の笑い、そしてダメ押し”といった笑いのアクセルも国境を越えたようで、いくつかの場面で盛り上がりが見られた。特に、厳しいハリウッド映画界に身を置く映画関係者たちだけに、映画業界の悲哀を描く部分には共感していたようだ。
上映前には、「ベン・スティラーやウィル・フェレルら、米国で人気のコメディ俳優も日本ではほとんど無名」といった“異文化コメディ論”に花が咲き、日米双方ともコメディ映画の海外展開の難しさを再確認した。
「136分のコメディは長すぎるのでは?」とささやかれながらも、フタを開けてみれば、エンドロールまで席を立つ人はなし。前半には、製作者側の意図するところがそのまま伝わり、日本人のツボと同じポイントで繰り返し笑いが起きる。三谷喜劇らしい“ひとつの笑いが終わる間もなく、次の笑い、そしてダメ押し”といった笑いのアクセルも国境を越えたようで、いくつかの場面で盛り上がりが見られた。特に、厳しいハリウッド映画界に身を置く映画関係者たちだけに、映画業界の悲哀を描く部分には共感していたようだ。
爆笑あり、スイートでキュート、でも長い

三谷幸喜
上映後は、「素晴らしい脚本だ」と三谷監督のアイデアやひねりが称される半面、「これはコメディ? それともドラマ? 盛りだくさん過ぎて、混乱を招く部分も」と語るバイヤーも。「心温まる甘くて(Sweet)かわいい(Cute)映画」と、堪能したという意見が多かったが、上映時間については「一般上映には長すぎる」と口をそろえた。
8日には、ニューヨークでも同様のプライベート試写会を行ったフジテレビ。そのいきさつについて、映画事業局の三田美奈子氏は、こう説明する。「今年5月に開催されたカンヌのマルシェ(見本市)で、1回限りのプライベート試写会を行ったところ、50人もの動員がありました。バイヤーたちは通常、表情を出さずに見ているものなのですが、このときばかりは、爆笑が続き、スタッフ側が圧倒されるほど。口コミが広がり、試写に来場できなかったバイヤーたち、特に米国からの問い合わせが多かったのです」
北米展開の目的については、「第一に、日本が誇る三谷幸喜というコメディ監督を世界に知らしめたい。次に、『ザ・マジックアワー』の北米市場での配給を決めたい」(三田氏)と、単体作品だけでなく、ジャンル、タレントを包括的に海外プロモーションしていく姿勢を見せた。本作においては、西田敏行や佐藤浩市といった俳優陣のインパクトも多くあるようだ。
国内で次々とヒットを飛ばし続けているフジテレビだが、海外展開に向けては、「(国内も海外もと)アブハチとらずにならないよう、何が受けるのかということを少しずつ感じ取りながらやっていく。例えば、香港のチャウ・シンチー作品のように、独自のスタイルがあり、1本筋の通った作品は海外でも受け入れられる可能性があると思います」と意欲を見せた。
米国バイヤーたちからの好感触が寄せられている『ザ・マジックアワー』だが、配給先はまだ決定していない。
8日には、ニューヨークでも同様のプライベート試写会を行ったフジテレビ。そのいきさつについて、映画事業局の三田美奈子氏は、こう説明する。「今年5月に開催されたカンヌのマルシェ(見本市)で、1回限りのプライベート試写会を行ったところ、50人もの動員がありました。バイヤーたちは通常、表情を出さずに見ているものなのですが、このときばかりは、爆笑が続き、スタッフ側が圧倒されるほど。口コミが広がり、試写に来場できなかったバイヤーたち、特に米国からの問い合わせが多かったのです」
北米展開の目的については、「第一に、日本が誇る三谷幸喜というコメディ監督を世界に知らしめたい。次に、『ザ・マジックアワー』の北米市場での配給を決めたい」(三田氏)と、単体作品だけでなく、ジャンル、タレントを包括的に海外プロモーションしていく姿勢を見せた。本作においては、西田敏行や佐藤浩市といった俳優陣のインパクトも多くあるようだ。
国内で次々とヒットを飛ばし続けているフジテレビだが、海外展開に向けては、「(国内も海外もと)アブハチとらずにならないよう、何が受けるのかということを少しずつ感じ取りながらやっていく。例えば、香港のチャウ・シンチー作品のように、独自のスタイルがあり、1本筋の通った作品は海外でも受け入れられる可能性があると思います」と意欲を見せた。
米国バイヤーたちからの好感触が寄せられている『ザ・マジックアワー』だが、配給先はまだ決定していない。


























































