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東宝東和、米メジャーの配給戦略に乗る

2007/10/16
(C)2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
 東宝東和がシリーズものの最新作やヒット作の続編を配給するケースが増えている。すでに公開した『ラッシュアワー3』を皮きりに、11月10日からの『ボーン・アルティメイタム』、来年では正月2弾の『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』、2月からの『エリザベス:ザ・ゴールデン・エイジ』、さらに上半期に『ハムナプトラ3(仮)』などが待機している。

 東宝東和は、国内資本の老舗配給会社として知られる。ここ数年は配給業務を縮小してきたが、先に米ユニバーサル・ピクチャーズの日本における配給権を獲得したことで、一気にラインナップが充実してきた。そのユニバーサルのラインナップのなかにシリーズものや続編が入っていたことで、偶然とはいえ、これだけの作品が揃うことになった経緯があった。

(C)Universal Pictures. 2007 The unit photographer is Giles Keyte
(C)Universal Pictures. 2007 The unit photographer is Giles Keyte
 ちなみに、今挙げた作品では、『ラッシュアワー3』のみが自社での単独買い付け。あとの4作品はすべてユニバーサル作品。興味深いのは、『ボーン~』と『ハムナプトラ3』を除いて、いずれも前作や前々作は国内においては、角川映画やギャガといった国内資本の会社が配給していたことだ。

 つまりそれらは、米国においても独立系の製作会社が中心になって製作した作品であったわけで、そうしたヒット作をユニバーサルが自社の作品のなかに組み込んだことが実に興味深い。

 米メジャー系配給会社が、シリーズものに活路を見いだしているのは周知のとおりだが、その範囲が独立系のヒット作にまで及び始めたと判断していいだろう。何せ、ドラマ性の強い『エリザベス~』まで続編が作られてしまう時代である。そうした配給戦略の流れにうまく乗ったのが、東宝東和というわけだ。

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