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AFMの勢い減少か?

2007/11/03
 3日目を迎えたAFMの会場は、心なしか例年よりひっそりとしている。これは、AFM全体の勢いを象徴しているのだろうか?

 通常、AFM初日からの3日間は人でごった返し、バイヤーたちも戦々恐々とした顔つきをしている。しかし、今年は初日から人気が少ないようだとの感想が、あちこちで聞こえる。

 AFMの主催者側の発表では、参加団体も総参加者数も増加をたどる一方だ。だが、ある日本人のセールス担当者は「うちのブース(会場内に構えるオフィス)に来る人だけでなく、会場内の人全体が年々減っている気がする」と話す。実際、ほどんどの参加者たちが、同じような感想を抱いているようだ。

 減っていると感じるのは人の数だけではない。ここ数年、秋に開催される映画祭が増え、その一番最後に位置しているAFMでは、各社、持ち弾を出し尽くした後、という状況があるようだ。別のセールス担当者は、「(10月頭の)釜山映画祭から、東京国際映画祭、そしてAFMと、同じバイヤーたちに1カ月のうちに3度も会うことになる」という。当然、売る側も、AFMのためにそうそう新しい作品を用意できるわけでもない。

 バイヤー側にとっても、目新しい作品がないことに焦りを感じることもあるようだ。あるバイヤーは、こう語る。「全体的に、何か買わなければならないので、仕方なく買おうとしている、という声を聞く。できることなら、プリバイ(作品が完成する前の企画段階で権利を買うこと)は避けたいというバイヤーたちが増えている」

 「邦画の好調の影響もあってか、最近の日本では、あまり考えなくてもいい映画が好まれる」。前出のバイヤーは、こう傾向を話すが、その一方で、アメリカのインディー系作品は戦争をテーマにした作品など、重い内容のドラマが目立つ。プリバイが難しいのはそういった背景もあるようだ。

 各社のバイヤーが競って値段交渉をするような注目作品もないまま、AFMは後半戦へと移る。

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