
5日朝のパラマウント・ピクチャーズ正面
米西海岸時間11月5日(月)午前9時、全米脚本家組合(WGA)は映画スタジオとテレビ局側の団体AMPTPに対して、19年ぶりのストライキを開始した。
ハリウッドらしからぬ曇り空の下、大手映画スタジオ、米パラマウント・ピクチャーズの正面ゲート前には、一様に赤いTシャツを着てプラカードを掲げた50人あまりのWGAメンバーが集まり、行進を始めた。メガホンを持った男性の掛け声に呼応してシュプレヒコールが起こる。「パラマウントよ、交渉に応じよ!」「インターネットの配分を共有せよ!」
スト参加者のひとり、米長寿メロドラマ“Young And The Restless”の脚本家バーナード・レコウィックは、バラエティ・ジャパンの取材に対し、争点のひとつとなっているDVDの二次使用料収入について語った。
「現在の契約では、ドラマがDVDになった時に、脚本家には二次使用料としてDVD1枚につき4セント入ることになっている。しかし、これは80年代に交わされた古い契約に基づいていて、当時はDVDがここまで成長すると思われていなかった。今回はその金額を8セントに上げる提案をしているが、8セントとは、DVDの箱を製造する金額にも至らない額だ。ライターがいなければ、箱の中は空なのに」
ハリウッドらしからぬ曇り空の下、大手映画スタジオ、米パラマウント・ピクチャーズの正面ゲート前には、一様に赤いTシャツを着てプラカードを掲げた50人あまりのWGAメンバーが集まり、行進を始めた。メガホンを持った男性の掛け声に呼応してシュプレヒコールが起こる。「パラマウントよ、交渉に応じよ!」「インターネットの配分を共有せよ!」
スト参加者のひとり、米長寿メロドラマ“Young And The Restless”の脚本家バーナード・レコウィックは、バラエティ・ジャパンの取材に対し、争点のひとつとなっているDVDの二次使用料収入について語った。
「現在の契約では、ドラマがDVDになった時に、脚本家には二次使用料としてDVD1枚につき4セント入ることになっている。しかし、これは80年代に交わされた古い契約に基づいていて、当時はDVDがここまで成長すると思われていなかった。今回はその金額を8セントに上げる提案をしているが、8セントとは、DVDの箱を製造する金額にも至らない額だ。ライターがいなければ、箱の中は空なのに」

行進するWGAのメンバー達
また、もうひとつの争点のインターネットの二次使用料収入については、
「人気テレビドラマ「HEROES/ヒーローズ」の脚本家たちは、テレビでの再放送がなかったため、二次使用料収入はなかった。ところが、その再放送がインターネットで配信され、大成功を収めている。たくさんの人が見て、テレビ局には広告料が入ったにもかかわらず、脚本家たちには一銭も支払われなかった。我々は、局側に収益がなければ、何ももらうつもりはないが、収入があった場合は、正当な配分をもらいたいと思っているだけだ」とコメントする。
またある女性は、「私たちは未来へ向いているの。インターネットや新しいメディアに関する二次使用料収入の配分契約を今、うやむやにはできない」と、既存のメデイア以外の論点の重要性を強調した。
「人気テレビドラマ「HEROES/ヒーローズ」の脚本家たちは、テレビでの再放送がなかったため、二次使用料収入はなかった。ところが、その再放送がインターネットで配信され、大成功を収めている。たくさんの人が見て、テレビ局には広告料が入ったにもかかわらず、脚本家たちには一銭も支払われなかった。我々は、局側に収益がなければ、何ももらうつもりはないが、収入があった場合は、正当な配分をもらいたいと思っているだけだ」とコメントする。
またある女性は、「私たちは未来へ向いているの。インターネットや新しいメディアに関する二次使用料収入の配分契約を今、うやむやにはできない」と、既存のメデイア以外の論点の重要性を強調した。

子供連れでストに参加した女性
2歳の子供が乗った乳母車を押しながらストに参加している女性もいた。長編映画の脚本家である彼女は、「今回、二次使用料のことで、私たちの正当な配分を要求しないと、今後どんどんスタジオ側の言いなりになってしまう。そしてやがては、健康保険や年金までもが脅かされかねない。そんな事態を防ぐために、この組合の凛とした姿勢をアピールしたかった」と述べた。「私はふたりの子供を育てる中流家庭の母親です。ビバリーヒルズに住む大金持ちでも何でもない。一番気になるのは、家族を守ることなの」
通りすがりの車がクラクションを鳴らしていく。これはストを応援していると言うサイン。こういった車の数が多いのに驚かされる。
ここのところWGAスト関連の報道は、連日ニュース番組のトップを飾っており、今朝の「スト決行」はひと際大きく取り上げられている。パラマウント社前にも多くのテレビ局がカメラクルーを携え、報道体制に入っている。彼らがこの騒動の一端を担っている側にいる事を考えると不思議ですらある。
前回、1988年に決行されたストは22週間続き、業界に与えた損失は約5億ドルあまりと言われる。
各映画スタジオはこの1年、ストの可能性を考えて作品の準備を進めてきた。08年公開作品の製作はスト中もスケジュール通りに進む予定で、打撃は大きくないと見られている。むしろライターに頼るところが大きい生放送のトーク番組などを抱えるテレビ界への影響が小さくないだろうというのが大方の見方だ。
WGAとAMPTP側の今回の交渉決裂は、様々な争点においてあと味の悪さを残した。冷え切った両者の関係はいつまで続くのだろうか。
このパラマウント・ピクチャーズは現在ストが行われている12以上の場所のひとつに過ぎない。
通りすがりの車がクラクションを鳴らしていく。これはストを応援していると言うサイン。こういった車の数が多いのに驚かされる。
ここのところWGAスト関連の報道は、連日ニュース番組のトップを飾っており、今朝の「スト決行」はひと際大きく取り上げられている。パラマウント社前にも多くのテレビ局がカメラクルーを携え、報道体制に入っている。彼らがこの騒動の一端を担っている側にいる事を考えると不思議ですらある。
前回、1988年に決行されたストは22週間続き、業界に与えた損失は約5億ドルあまりと言われる。
各映画スタジオはこの1年、ストの可能性を考えて作品の準備を進めてきた。08年公開作品の製作はスト中もスケジュール通りに進む予定で、打撃は大きくないと見られている。むしろライターに頼るところが大きい生放送のトーク番組などを抱えるテレビ界への影響が小さくないだろうというのが大方の見方だ。
WGAとAMPTP側の今回の交渉決裂は、様々な争点においてあと味の悪さを残した。冷え切った両者の関係はいつまで続くのだろうか。
このパラマウント・ピクチャーズは現在ストが行われている12以上の場所のひとつに過ぎない。
























































