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エイベックス、ゴールデン・ハーベストの筆頭株主に
本格的に映画事業に乗り出すという表明か

2007/11/07
 エイベックス・グループが、映画事業に一段と力を入れている。大手レコード会社エイベックス・エンタテインメントの親会社であるエイベックス・グループ・ホールディングスの持分法適用会社(中国)が、香港の大手映画会社ゴールデン・ハーベストの株式24.78%を取得。筆頭株主になった。いわばゴールデン・ハーベストの経営に、エイベックス・グループが間接的に関与することになったのだ。

 ゴールデン・ハーベストは70~80年代に、ブルース・リージャッキー・チェンの武侠映画やアクション映画などを多数送り出し、香港の代表的な映画会社にまで成長した。最近では映画館の経営にも力を入れており、香港だけではなく、台湾、シンガポール、マレーシアまで数々のシネコン展開を行っている。今後は、中国本土へのシネコン進出を計画。さらに規模を広げようとしている。

 エイベックスは先に、中国の古典である『三国志』の映画化作品『レッドクリフ』の映像権利を獲得。この作品は前後編に分かれており、来年以降に公開が予定されいる。その買い付け額は、推定数十億円とも言われており、同社の今後の映画事業にとって、もっとも重要な作品と目される。

 ただ今年、グループが多額の製作費を投入した『蒼き狼 地果て海尽きるまで』は、厳しい成績に見舞われた。アカデミー賞受賞作の配給作品『クィーン』は成功したものの、エイベックスの映画事業は決して好調なわけではない。この正月には、出資作品の『椿三十郎』の公開も決まっているが、いまだこの事業への方向性は不確かなところが多い。

 『レッドクリフ』の買い付けとゴールデン・ハーベストへの間接出資は、エイベックスがレコード事業とともに、映画事業を経営の大きな核としていくことの宣言のようなものだろう。この分野への本格参入が、うまくいくかどうかのひとつのカギとなるのが、まずは『椿三十郎』の興行の成否ということになる。

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