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「映画は儲かるのか?」大赤字のスタジオ作品

2007/11/13
 ハリウッドのスタジオが2006年に公開した映画は、合計19億ドルの損失になるという。

 メディア・リサーチ会社スクリーン・ダイジェストの新部門グローバル・メディア・インテリジェンス(GMI)が発表した、「映画は儲かるのか?」と題された報告書によると、ここ数年間の中~大予算の作品の製作費は高騰し、スタジオのビジネスモデルは大赤字になっている。

 2006年にアメリカのメジャー系が配給した132作品を分析すると、5年が経過したすべてのグローバルメディアでの税徴収前の事業損失は19億ドルに上る見込み。一方、04年に公開されたすべてのスタジオ新作は220万ドルの利益を出している。

 「今後数年間は損益の傾向に変わると思われます」と、報告書を作成したニューヨークのロジャー・スミス氏は言う。

 「新しいテクノロジーは期待されていたほど収入に繋がっていません。DVDの売り上げは下降する一方ですが、映画の製作費は上がっています。つまり、簡単なことです。ハリウッドのスタジオは生き残りのために、ニュース・コーポレーションのFOXが行ったように、コストの抑制を真剣に考え始めなければならない、ということです。」

 GMIはアメリカの機関投資家たちに報告書を提供しているが、今回のそれは、過去2年間にスタジオが製作した作品へ共同出資をするヘッジファンドや個人投資家に対し、警告を突きつけている。

 例えば、DVDの歳入は99年から04年までは75%増加したが、この3年間は減少を辿っている、と示唆する。07年前半はさらに下降が進み、アメリカでのDVDの売り上げは12.5%落ちている。これは、全世界的売り上げの下降とほぼ同じであるという。

 スタジオにとってDVDの売り上げは最大の利益となるものだが、この傾向ゆえ、大予算の作品のビジネスモデルには大穴が開いた。しかし、総収入から分け前を取っていく契約になっている俳優、監督、プロデューサーへのコストは06年には30億ドルにも上り、5年前と比べて倍のレベルに達している。

 報告書によると、「スタジオは脚本家や俳優、監督たちとギャラについて交渉しているが、彼らそれぞれへのギャラは主要な問題ではない。現状の製作、キャスティング、広告費などが単に売り上げ見込みを上回っているのだ」という。

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