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厳しい冬の時代、シネコン閉館に現実味?

2007/12/05
 日本の映画館に一大革命を起こしたシネコン(シネマ・コンプレックス、複合映画館)に、新たな事態が起きようとしている。関西地域にあるシネコンが、2008年2月をもって閉館の方向にあるということが、関西の興行関係者の間で、まことしやかに伝えられている。もし閉館されれば、国内初の事態となる。関係者の話を総合すると、その関西のシネコンは、建物はもっとも古い部類に入るという。

 そもそも国内のシネコンは、1994年にできた神奈川県海老名のワーナーマイカル海老名が最初。ここから、シネコンは大きく発展していくことになり、映画館の数はシネコンの増加によって、すでに3000スクリーンを突破。今年は推定で3200スクリーンを超え、シネコンの比率は全体の76%にまで及ぶに至った。

 しかし、同一地域にいくつかのシネコンができるにつれ、厳しい時代を迎え始める。都市で言えば、福岡、川崎、新潟、金沢など、数え上げればきりがないほどの地域に、数多くのシネコンがうごめく。都心近郊や大阪近郊でも、場所によっては同じことで、まさにシネコン・ウォーズの様相を呈していた。

 「どこも、苦しくなっている。シネコンが増えても、全体の映画人口が大きくならないのだから、当然でしょう。閉めたいシネコンも、相当あるはずだ」と、あるシネコン会社の番組編成担当者は言う。シネコン冬の時代の到来か。閉館第1号が、いよいよ現実味を帯びてきた。

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