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Viacomがドリームワークスへの態度を一変

2007/12/05
スティーヴン・スピルバーグ
スティーヴン・スピルバーグ
 米メディア企業のViacomが、ドリームワークスへの態度を一変させた。

 12月3日(月)、メディア投資家向けの会議 UBS Global Media Week & Communications Conferenceに参加したViacomの最高経営責任者フィリップ・ドーマン氏は、スティーヴン・スピルバーグ監督を「現代のみならず、映画史において最高の映画監督のひとり」と、持ち上げた。

 Viacom傘下の米パラマウント・ピクチャーズは、2006年にスピルバーグとデイヴィッド・ゲフィン率いるドリームワークスの実写部門を16億ドルで買収した。その後、ドリームワークスが製作した『トランスフォーマー』や『ディスタービア』、『俺たちフィギュアスケーター』などの作品が全米で大ヒットを飛ばすなか、配給を手がけるパラマウントと傘下のドリームワークスとの間で亀裂が発生。

 去る9月、同氏は、ドリームワークスとの契約更新に関し、ドリームワークスを手放しても「何の影響もない」と発言し、2社の関係は修復不可能な状態にあることを匂わせていた。

 この、スピルバーグ監督を軽んじるとも取れる発言に対し、ジェフリー・カッツェンバーグは「スピルバーグ監督は国宝級以外のなにものでもない」、「軽率な発言だ」と批判したが、ドーマン氏は、今回、その発言が嘘のような豹変ぶりで、ドリームワークスとの契約交渉の進捗状況についても、以下のように説明した。

 「スティーヴンと私は個人的にもいい関係を保っていますし、私は彼と過ごす時間をとても楽しんでいます。我々は、いま、冷静かつ根気強く、交渉を進めています。われわれの唯一の目的は、スピルバーグ監督に仕事に打ち込んでもらえる環境を作ることです。監督が幸せになれば、われわれも幸せになります。これこそが、唯一の解決法だと信じています」

 なお、ドリームワークス獲得に動いていると噂されるNBCユニバーサルのジェフ・ザッカー社長も、ドーマン氏のコメントの1時間前に同じ会場に姿を現した。Viacomの件については「他人のビジネスにあれこれ言うつもりはありません」とコメントを避けたが、もしドリームワークスの契約が浮いた場合には、「われわれは長い付き合いがあり、また、彼らの能力に強い尊敬の念を抱いています」と、ラブコールとも取れる発言を行った。

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