
『トランスフォーマー』
2007年の米ホームビデオ業界には、ハリウッド特有のハッピーエンドが訪れなかったようだ。ホリデー・シーズンにヒット作のDVDリリースをぶつけ、巻き返しを図ったにも関わらず、各スタジオの年間DVD売上は軒並み、前年を下回る結果となった。
大手スタジオ系及びインディペンデント系映画会社のホームビデオ部門のレポートからデータを算出しているリサーチ会社、デジタル・エンターテインメント・グループによると、2007年の米国内DVD売上は160億ドルで、前年より6億ドル少ない3.6%減となった。これは、同社が予想していた4.5~5%減よりはよかったものの、12月中旬に業界のトップたちが予測した3~5%減の範囲にあてはまる数値となった。
一方、DVDレンタルは、ほぼ横ばいの75億ドルだが、スタジオは製作費や劇場公開時のマーケティング費の穴埋めをDVD売上に頼っているのが実情であるため、安心材料とはならない。セールスとレンタルを合わせた2007年のDVD収入は、2006年の3%減にあたる234億ドルとなった。
店舗販売ベースでデータを算出しているビデオ・スキャンは、先週、2007年の米国内DVD売上を前年より5%減と予測していたが、この数値には大手小売店のウォルマートの売上が含まれていない。アダムス・メディア・リサーチを率いるホームビデオ専門家トム・アダムス氏は、各スタジオのDVD売上を前年比4.5%減と予測、現在、最終集計を行っている。
こうした中、楽観的な一部のスタジオ経営陣は、ホリデー・シーズンの売上に年間売上の黒字転換の望みを託している。昨年初めには、DVD売上の落ち込みが2桁パーセンテージにのぼると危ぶまれ、一斉に夏以降のリリースを強化した各スタジオ。2007年後半にリリースされた『トランスフォーマー』や『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』などの人気タイトルは、前半にリリースされた『300 <スリーハンドレッド>』や 『ハッピー フィート』 などのロングセールス作品に匹敵する好成績をあげており、『レミーのおいしいレストラン』や『シュレック3』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』といった昨年のタイトルも伸びを見せた。
また、フォーマットをめぐる戦争がDVD売上に影響を及ぼしているという見方もある。デジタル・エンターテインメント・グループによれば、HD DVDやまだ市場に残っているVHSを含めると、年間売上は237億ドルとなり、一昨年の242億ドルの2%減にとどまるものの、新フォーマットは標準DVDの売上不振を埋めるまでにはいたっていないようだ。同社によれば、2007年のブルーレイとHD DVDの総売上は3億ドルで、その内訳は明らかにされていない。
ブルーレイに1本化する決断を下したワーナー・ブラザーズの幹部が語るように、両フォーマットを支持する姿勢が消費者の混乱を招き、DVD売上不振につながっていることは大いに考えられる。フォーマット戦争の早期解決も、ホームビデオ業界の起死回生の鍵を握っているようだ。
大手スタジオ系及びインディペンデント系映画会社のホームビデオ部門のレポートからデータを算出しているリサーチ会社、デジタル・エンターテインメント・グループによると、2007年の米国内DVD売上は160億ドルで、前年より6億ドル少ない3.6%減となった。これは、同社が予想していた4.5~5%減よりはよかったものの、12月中旬に業界のトップたちが予測した3~5%減の範囲にあてはまる数値となった。
一方、DVDレンタルは、ほぼ横ばいの75億ドルだが、スタジオは製作費や劇場公開時のマーケティング費の穴埋めをDVD売上に頼っているのが実情であるため、安心材料とはならない。セールスとレンタルを合わせた2007年のDVD収入は、2006年の3%減にあたる234億ドルとなった。
店舗販売ベースでデータを算出しているビデオ・スキャンは、先週、2007年の米国内DVD売上を前年より5%減と予測していたが、この数値には大手小売店のウォルマートの売上が含まれていない。アダムス・メディア・リサーチを率いるホームビデオ専門家トム・アダムス氏は、各スタジオのDVD売上を前年比4.5%減と予測、現在、最終集計を行っている。
こうした中、楽観的な一部のスタジオ経営陣は、ホリデー・シーズンの売上に年間売上の黒字転換の望みを託している。昨年初めには、DVD売上の落ち込みが2桁パーセンテージにのぼると危ぶまれ、一斉に夏以降のリリースを強化した各スタジオ。2007年後半にリリースされた『トランスフォーマー』や『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』などの人気タイトルは、前半にリリースされた『300 <スリーハンドレッド>』や 『ハッピー フィート』 などのロングセールス作品に匹敵する好成績をあげており、『レミーのおいしいレストラン』や『シュレック3』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』といった昨年のタイトルも伸びを見せた。
また、フォーマットをめぐる戦争がDVD売上に影響を及ぼしているという見方もある。デジタル・エンターテインメント・グループによれば、HD DVDやまだ市場に残っているVHSを含めると、年間売上は237億ドルとなり、一昨年の242億ドルの2%減にとどまるものの、新フォーマットは標準DVDの売上不振を埋めるまでにはいたっていないようだ。同社によれば、2007年のブルーレイとHD DVDの総売上は3億ドルで、その内訳は明らかにされていない。
ブルーレイに1本化する決断を下したワーナー・ブラザーズの幹部が語るように、両フォーマットを支持する姿勢が消費者の混乱を招き、DVD売上不振につながっていることは大いに考えられる。フォーマット戦争の早期解決も、ホームビデオ業界の起死回生の鍵を握っているようだ。















































