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『武士の一分』アメリカ公開決定

2008/02/14
 山田洋次監督の木村拓哉主演作『武士の一分』が、アメリカで公開されることになった。『明日の記憶』をアメリカで配給したイレブン・アーツが本作品の配給も手がける。

 『武士の一分』(英題“Love and Honor”)は、日本では2006年の東京国際映画祭で上映され、同年12月に松竹が全国公開。邦画としては07年の年間興収で5位となる41億1000万円を記録したヒット作だ。

 イレブン・アーツによると、米公開は4月初旬からを予定。『明日の記憶』の場合と同じく、ハワイを皮切りにロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、デトロイトなど大都市の劇場をロードショー上映していく形式となる。各都市では1館から4館程度のスクリーンで上映され、その後、興行次第でニューヨークやシアトル、サンディエゴ、ヒューストンなどへの拡大を見込んでいる。

 山田監督は、04年に真田広之主演の『たそがれ清兵衛』(英題 “Twilight Samurai”)でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたこともあり、アメリカでの知名度はそこそこある。木村に関しては、日本とアジアでは不動のスターの地位を持っているが、欧米ではほとんど知られていないのが現状。それでも、逆に彼を紹介していくという意味でも、この作品のアメリカ公開に期待がかかる。

 同社の大原俊氏は、この2人のタッグを強調してアメリカ市場にアピールしたいとのこと。「アメリカでは近年、サムライ映画を見る人は減っている。しかし、『武士の一分』は、日本ではサムライ映画として歴代上位に入る興行を記録した作品。殺陣よりもドラマを中心としたストーリーが特徴のこの作品が、いまの日本を代表するサムライ映画だということを売り込む」と意欲を見せる。

 また、本作品のDVD配給は、『ドラゴンボール』DVDなどで実績を持つFunimationが担当する。

 ちなみに、山田監督の最新作『母べえ』は1月26日から日本で公開中。現在開催中のベルリン国際映画祭でもコンペティション部門で13日に上映され、受賞に期待がかかっている。


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