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全編フル3-D実写映画、日本初の全国規模公開へ
『センター・オブ・ジ・アース 3D』上映会

2008/02/29
エリック・ブレヴィグ監督
エリック・ブレヴィグ監督
 全編が最新デジタル3-D映像の実写映画『センター・オブ・ジ・アース 3D』(2008年夏日本公開)の特別フッテージ上映が2月28日(木)に千葉・舞浜のイクスピアリで行われ、エリック・ブレヴィグ監督が登壇。アメリカの3-D映画事情について説明した。

 ブレヴィグ監督は、米映画界でビジュアル・エフェクトの第一人者として活躍。『メン・イン・ブラック』『パール・ハーバー』など数々の作品で視覚効果監修を手がけ、第63回アカデミー賞(1991年)では、『トータル・リコール』で視覚効果賞を受賞。昨今の3-D革命が進む米映画界でその旗手となる人物として注目されており、長編映画としては今回が初監督作品となる。

 『センター・オブ・ジ・アース 3D』は、ジェームズ・キャメロンも開発に参加した最新の立体デジタル撮影装置フュージョン・カメラ・システムを使用した初めての長編大作。「自分が世界で初めて実際に使用することになり光栄。幅広い世代に楽しんでもらえるよう心がけて製作しました」と挨拶した。

デジタル3-D映画化への流れ

 ドリームワークス・アニメーション、ピクサー、ディズニーなど、米大手スタジオが相次いで3-Dアニメ作品の製作を打ち出し、一気に3-D化の流れが進みそうな今年。ブレヴィグ監督は、アニメは3-D製作が比較的容易としながら、実写映画に関しても「デジタル化は避けられない流れ」と語る。

 デジタル3-D映画の普及においてひとつの障壁になるのは、劇場側がその上映のためのデジタル設備を導入しなければならない点だ。アメリカでは、配給会社側が劇場に対してその費用を出資し、そこで上映する作品のロイヤリティから回収するシステムがあり、デジタルシアター化が進んでいるという。現在、全米で3-Dデジタル対応のスクリーンは1000ほどだが、09年までに5000~6000スクリーンになると予想されている。

 「3-D映画の製作が増えるのと同時に、劇場のデジタル化も進みます。地域によって差はありますが、この先、間違いなく世界的に進んでいくでしょう」。

日本でも“新世代3-D元年”へ

 2008年の『センター・オブ・ジ・アース 3D』から始まり、09年から10年にかけて“Monsters vs. Aliens” “Avatar” “Frankenweenie” “tintin” “A Christmas Carol”『トイ・ストーリー』第3弾、『シュレック』第4弾など3-D大作が続々と登場する。『センター・オブ・ジ・アース 3D』を日本で配給するギャガ・コミュニケーションズは、今年を“新世代3-D元年”と位置づけ、公開に向けて力が入る。

 日本で『センター・オブ・ジ・アース 3D』は、全国400スクリーンで3-D公開予定(目標興行収入40億円)。そのうち、30スクリーンがデジタル3-Dシステムをもつシアター。そのほかの通常のスクリーンでも、新たに開発中の3-Dメガネを使用することによって、最新の立体映像で作品を楽しめる。

 日本において、これまでにも3-D映画は公開されていたが、ギャガでは「全編フル3-D映像の実写映画で、全国規模の公開は今回が初めて」とする。
 米アニメに続いて、実写映画でも3-D化の波が押し寄せるか。今年はその動向から目が離せない。ブレヴィグ監督は、デジタル3-Dによる劇場体験を「(2-Dと比べて)昼と夜くらいの違いがある」とその素晴らしさをアピールする。

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