
『ジャンパー』(C)2007 Twentieth Century Fox
春休み興行真っただ中の映画界だが、ファミリー・ピクチャー以外で健闘している『ジャンパー』。間もなく興行収入15億円に到達の見込み。最終的には20億円近くまで、数字を伸ばすのではないかとみられている。
『ジャンパー』は、瞬間移動の能力を得た青年を主人公にしたアクション大作。配給は20世紀フォックス映画(日本)で、同社が宣伝で心がけたのは、まさにこの瞬間移動の面白さ、迫力を広く浸透させることだった。スーパーヒーローではない1人の青年に、あるとき突発的に身についたこの素晴らしい能力。これを、様々なメディアで見せ込むことで、人々の関心を集めた。
この宣伝展開が、20代、30代の男女の観客を集めた。これは狙い通りの客層。男性が少し多く、フォックスはさらなる女性観客の増加を狙うが、男性のほうが目立つのは、作品の性格上、致し方ないだろう。彼らは、瞬間移動の映像から、新感覚のアクションを期待したとみられる。
実はこの作品、米国ではスタート時点ではトップを記録したものの、2週目には半分の数字に落ち込んでしまった。これは明らかに、ドラマ部分にあまり工夫が感じられなかった映画の中身に問題があったからだろうが、日本においては、その落ち方が米国ほど極端ではなかった。それは宣伝で浸透した瞬間移動のインパクトが、中身の弱さを補ったためかもしれない。
ただフォックスとすれば、昨年春に公開して大ヒットした『ナイト ミュージアム』が39億円を記録していたことから、同時期の公開作品として、前記の成績より上を目指していた。結果的に瞬間移動のプッシュだけで、そこまでの成績にもっていったとも考えられる。映画のポテンシャルを、最大限生かした日本の興行と言っていいのではないか。
『ジャンパー』は、瞬間移動の能力を得た青年を主人公にしたアクション大作。配給は20世紀フォックス映画(日本)で、同社が宣伝で心がけたのは、まさにこの瞬間移動の面白さ、迫力を広く浸透させることだった。スーパーヒーローではない1人の青年に、あるとき突発的に身についたこの素晴らしい能力。これを、様々なメディアで見せ込むことで、人々の関心を集めた。
この宣伝展開が、20代、30代の男女の観客を集めた。これは狙い通りの客層。男性が少し多く、フォックスはさらなる女性観客の増加を狙うが、男性のほうが目立つのは、作品の性格上、致し方ないだろう。彼らは、瞬間移動の映像から、新感覚のアクションを期待したとみられる。
実はこの作品、米国ではスタート時点ではトップを記録したものの、2週目には半分の数字に落ち込んでしまった。これは明らかに、ドラマ部分にあまり工夫が感じられなかった映画の中身に問題があったからだろうが、日本においては、その落ち方が米国ほど極端ではなかった。それは宣伝で浸透した瞬間移動のインパクトが、中身の弱さを補ったためかもしれない。
ただフォックスとすれば、昨年春に公開して大ヒットした『ナイト ミュージアム』が39億円を記録していたことから、同時期の公開作品として、前記の成績より上を目指していた。結果的に瞬間移動のプッシュだけで、そこまでの成績にもっていったとも考えられる。映画のポテンシャルを、最大限生かした日本の興行と言っていいのではないか。




































