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宮崎アニメ最新作『崖の上のポニョ』7・19公開決定
“進化”示す最新ポスターもお披露目

2008/04/16
『崖の上のポニョ』の最新ポスター(C)2008 二馬力・GNDHDDT
『崖の上のポニョ』の最新ポスター(C)2008 二馬力・GNDHDDT
 宮崎駿監督の4年ぶりとなる長編アニメ映画『崖の上のポニョ』が、7月19日(土)に公開されることが正式決定した。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、このほど行われた製作報告会で発表。最新のポスター・ヴィジュアルもお披露目された。

 「人間になりたい」と願うさかなの子ポニョと、5歳の少年・宗介の物語。「今回は“順調に遅れる”こともなく(笑)、初めてといっていいくらいに順調に進んでいて、印象としては全体の8~9割くらいまで来ました」と、鈴木プロデューサーは説明する。

 「映画全体の80%くらいのシーンで画面に海が映っていますが、宮崎監督は特に“波と水の表現”に命をかけています。これまでもいろいろな作品で海を描いてきましたが、まったく新しい海を“手がき”によって表現しようとしています。それが作品の品格を作る、とも言っていますね。波の描写に関しては、監督にもこだわりがあり、一切スタッフに任せずに、すべて自分で手がける力の入りようです」

 その言葉通り、ポスター1枚をとってみても、これまではっきりとは描かれていなかったポニョの素顔を正面からとらえ、背景に大海原と3隻の船が浮かぶ手がきの温かみのあるデザイン。19日(土)から全国の映画館で掲出予定で、宗介の素顔も登場する約85秒の予告編も上映される。

 また、ポニョの“いもうと達”役で、ミュージシャンの矢野顕子が声優に挑戦。「絵本を読んでいるような感覚で、自分がポニョになったような気持ちでとても楽しみました。嫌な人が出てこないし、登場“人物”の1人1人が好き」とアフレコの感想を語った。

 宮崎アニメの代名詞ともいえる飛翔シーンは、今回は“封印”。だが、鈴木プロデューサーは「空を飛ぶのにも勝る躍動感を表現することに挑んでいます。確実に宮崎駿は進化している、と痛感させられています。それが楽しみでもあり、恐ろしくもあるような(笑)」と手応えをつかんでいる様子だ。

 「宮崎監督は、これまで常に時代の空気を作品に反映させてきました。昨今世界中でさまざまな問題があふれ、大人から見れば絶望を感じることもあるかもしれませんが、かたわらで監督を見ていると『5歳の男の子から世界を見ると、どんな時代であれ、世界は美しく、生きるに値する』、そんな気持ちが作品に込められているのでは、と思います」。

 映画の公開を記念し、数多くの宮崎作品で音楽を手がけた久石譲が、初めて宮崎アニメの曲だけで行うオーケストラ・コンサート「宮崎アニメと共に歩んだ25年間」が8月4、5の両日、東京・日本武道館で開催されることも決まった。

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