『ドラゴン・キングダム』の
ターゲットは若い男性
ライオンズゲートとワインスタインCo.(TWC)のジェット・リー&ジャッキー・チェン共演作『ドラゴン・キングダム』が、米ユニバーサルのジャド・アパトウ製作のラブ・コメディ“Forgetting Sarah Marshall”を破り、意外にも4月18日~20日の週末の米興行成績を制した。
『ドラゴン・キングダム』は、スターの出演と扱いやすいPG-13指定のおかげで、3151館で公開され、推定2090万ドルを稼ぎ出した。この作品は、チェンとリーが映画で共演した初の作品となる。
激しい宣伝が行われたR指定の“Sarah Marshall”は、米レントラックによると、2798館から推定1730万ドルを稼ぎ、2位につけた。
アパトウ作品の成績はまぜこぜである。“Sarah Marshall”はアパトウ陣営から出た2本のコメディ“Drillbit Taylor”(1030万ドル)と“Walk Hard: The Dewey Cox Story”(420万ドル)よりもよいオープニング成績を記録したが、『スーパーバッド 童貞ウォーズ(劇場未公開)』(3300万ドル)や“Knocked Up”(3070万ドル)、『40歳の童貞男』(2140万ドル)には届かなかった。
『ドラゴン・キングダム』と“Sarah Marshall”は、2本合わせて、常に2007年のレベルを下回っていた活気のない2008年の興行成績へのカンフル剤となった。週末興行成績は、“Fracture”のオープニング記録がわずか1100万ドルにとどまり、『ディスタービア』が公開2週目で1300万ドルを稼ぎ上げてトップを飾った昨年の同じ週末と比べて、9.1%アップした。
先週公開された米ソニーの“Prom Night”は、この週末3位につけ、2700館で推定910万ドルを記録。公開2週目で56%落とし、ホラー映画の最初の10日間の累計としては3260万ドルとなった。
ジョン・アヴネット監督、アル・パチーノ主演の『88ミニッツ』も、この週末、拡大公開され、2168館で680万ドルを記録し、4位にランク・インした。ソニーによって米国内配給されるあまり評判のよくないこの作品は、米国外ではすでに公開されている。
9位にチャート・インし、トップ10入りを果たしたベン・スタインのドキュメンタリー“Expelled: No Intelligence Allowed”は、1052館で310万ドルを稼ぎ、保守的で宗教心のある観客に強力に売り込まれ、1館あたりの平均興行成績は2997ドルを記録した。このドキュメンタリーは、知能設計の議論と指導を抑圧するのは科学の試みであるという主張を調べている。
わずか102館で公開されたワインスタインCo.のモーガン・スパーロック監督のドキュメンタリー“Where in the World Is Osama Bin Laden?”は、推定14万3299ドルを記録し、1スクリーンあたりの平均は中途半端な1405ドルにとどまった。
若い男性が大挙して観に行ったのは『ドラゴン・キングダム』。観客の58%が男性であり、54%が25歳以下であった。
『ドラゴン・キングダム』はひとりのティーンエイジャー(マイケル・アンガラノ)を中心に展開。彼は、古代の中国に旅し、武術の闘士の集団に加わり、伝説的なモンキー・キングを救おうとする。
「ジャッキー・チェンとジェット・リーを組ませることは天才的な考えだ」とライオンズゲートの配給部門代表のスティーヴ・ローゼンバーグ氏は語った。「それらはまさにわれわれが得ようと努力していた数字だ。年配の武術好きもとりこみたかったが、ティーンエイジャーも欲しかった」
『ドラゴン・キングダム』は1位か2位でデビューした連続8本目のライオンズゲート作品となる。ライオンズゲートとTWCはこの作品で提携しており、Relativity Mediaが資金提供した。米国内配給はライオンズゲート、TWCはアジアン・フィルム・ファンドを通して、いくつかの米国外の配給を手がける。
TWC会長ハーヴェイ・ワインスタイン氏は、この作品がファミリー映画のマーケットに入り込むと考えていることを話し、「この作品は本当に誰にでもウケる映画だ」と語った。
『ドラゴン・キングダム』はAシネマスコアを獲得。“Sarah Marshall”はBであった。
『ドラゴン・キングダム』は、スターの出演と扱いやすいPG-13指定のおかげで、3151館で公開され、推定2090万ドルを稼ぎ出した。この作品は、チェンとリーが映画で共演した初の作品となる。
激しい宣伝が行われたR指定の“Sarah Marshall”は、米レントラックによると、2798館から推定1730万ドルを稼ぎ、2位につけた。
アパトウ作品の成績はまぜこぜである。“Sarah Marshall”はアパトウ陣営から出た2本のコメディ“Drillbit Taylor”(1030万ドル)と“Walk Hard: The Dewey Cox Story”(420万ドル)よりもよいオープニング成績を記録したが、『スーパーバッド 童貞ウォーズ(劇場未公開)』(3300万ドル)や“Knocked Up”(3070万ドル)、『40歳の童貞男』(2140万ドル)には届かなかった。
『ドラゴン・キングダム』と“Sarah Marshall”は、2本合わせて、常に2007年のレベルを下回っていた活気のない2008年の興行成績へのカンフル剤となった。週末興行成績は、“Fracture”のオープニング記録がわずか1100万ドルにとどまり、『ディスタービア』が公開2週目で1300万ドルを稼ぎ上げてトップを飾った昨年の同じ週末と比べて、9.1%アップした。
先週公開された米ソニーの“Prom Night”は、この週末3位につけ、2700館で推定910万ドルを記録。公開2週目で56%落とし、ホラー映画の最初の10日間の累計としては3260万ドルとなった。
ジョン・アヴネット監督、アル・パチーノ主演の『88ミニッツ』も、この週末、拡大公開され、2168館で680万ドルを記録し、4位にランク・インした。ソニーによって米国内配給されるあまり評判のよくないこの作品は、米国外ではすでに公開されている。
9位にチャート・インし、トップ10入りを果たしたベン・スタインのドキュメンタリー“Expelled: No Intelligence Allowed”は、1052館で310万ドルを稼ぎ、保守的で宗教心のある観客に強力に売り込まれ、1館あたりの平均興行成績は2997ドルを記録した。このドキュメンタリーは、知能設計の議論と指導を抑圧するのは科学の試みであるという主張を調べている。
わずか102館で公開されたワインスタインCo.のモーガン・スパーロック監督のドキュメンタリー“Where in the World Is Osama Bin Laden?”は、推定14万3299ドルを記録し、1スクリーンあたりの平均は中途半端な1405ドルにとどまった。
若い男性が大挙して観に行ったのは『ドラゴン・キングダム』。観客の58%が男性であり、54%が25歳以下であった。
『ドラゴン・キングダム』はひとりのティーンエイジャー(マイケル・アンガラノ)を中心に展開。彼は、古代の中国に旅し、武術の闘士の集団に加わり、伝説的なモンキー・キングを救おうとする。
「ジャッキー・チェンとジェット・リーを組ませることは天才的な考えだ」とライオンズゲートの配給部門代表のスティーヴ・ローゼンバーグ氏は語った。「それらはまさにわれわれが得ようと努力していた数字だ。年配の武術好きもとりこみたかったが、ティーンエイジャーも欲しかった」
『ドラゴン・キングダム』は1位か2位でデビューした連続8本目のライオンズゲート作品となる。ライオンズゲートとTWCはこの作品で提携しており、Relativity Mediaが資金提供した。米国内配給はライオンズゲート、TWCはアジアン・フィルム・ファンドを通して、いくつかの米国外の配給を手がける。
TWC会長ハーヴェイ・ワインスタイン氏は、この作品がファミリー映画のマーケットに入り込むと考えていることを話し、「この作品は本当に誰にでもウケる映画だ」と語った。
『ドラゴン・キングダム』はAシネマスコアを獲得。“Sarah Marshall”はBであった。
“Forgetting Sarah Marshall”の
ターゲットは若年層と女性
評判の高かった“Sarah Marshall”は、少し若い層や女性にウケた。観客の53%は女性で、56%は30歳以下であった。
ユニバーサルは、公開時期や製作費が3000万ドルしかかかっていないことを考えると素晴らしいスタートだと話した。スタジオは映画の脚力が強いことを予測しているが、5月2日に興行が夏に移行すると、競争は激化し得る。言うまでもなく、ユニバーサルは翌週にティナ・フェイとエイミー・ポーラーのコメディ“Baby Mama”が控えている。
“Sarah Marshall”には、特に有名なキャストや監督といった強みがなかった。監督はニコラス・ストーラー、脚本と出演はジェイソン・シーゲル。2人ともアパトウの一座だ。
「市場がどんなに悪かったかを考えると、素晴らしい結果だと思う」とユニバーサルの米国内配給部門代長、ニッキー・ロッコ氏は話した。「コメディはうまくいく、そして、人々はジャド・アパトウのブランドを知っていて、彼の映画はいつも素晴らしく興行成績を伸ばす。これはそのカテゴリーに入る作品」
ユニバーサルのマーケティングと配給部門代表、アダム・フォーゲルソン氏も同意し、この映画がオープニング成績の4倍、少なくとも7000万ドルくらいを稼ぐことを期待していると語った。
昨年、ユニバーサルの“Knocked Up”は、米国内で1億4880万ドルを稼ぎ、ソニーの『スーパーバッド』は累計1億2150万ドルを記録した。2005年、アパトウは『40歳の童貞男』でハリウッドの映画界に突如現れ、1億940万ドルを稼ぎ上げた(アパトウは“Knocked Up”と『童貞男』を監督している)。
多作のアパトウは、これから公開される2本の夏の映画に関わっている。脚本と製作もつとめたアダム・サンドラー主演の“You Don’t Mess With the Zohan”と製作を手がけた“Pineapple Express”だ。
“Sarah Marshall”はもともと5月30日に公開される予定であったが、同じ日に公開される『セックス・アンド・ザ・シティ』を避けるためもあって、ユニバーサルが公開日を早めた。ユニバーサルの“Baby Mama”は以前から4月25日公開予定であった。
先週から公開されている“Prom Night”が、新しく公開された競争相手によく立ち向かっているのに対し、フォックス・サーチライトとニュー・リージェンシーのR指定の刑事アクション“Street Kings”は、公開2週目で68%ダウンして7位に急降下。キアヌ・リーヴスとフォレスト・ウィテカーの共演作は、2469館で推定400万ドルを記録し、累計を1990万ドルとした。配給は米フォックス。
フォックスの配給部門バート・リヴィングストン上級副社長は「この映画は“Prom Night”を抜いて1週間1位にランク・インしていたから、なぜそんなに落ちたのかわからない」と話し、『88ミニッツ』など他の作品が景気を連れ去ってしまったのかもしれないと語った。
小規模作品
特殊な分野では、オーバーチュアの“The Visitor”が、2週目で拡大公開し、週末1スクリーンあたり最高の興行成績のひとつをかっさらった。18館で推定16万3000ドル、1スクリーンあたりの平均は9056ドル、累計は28万ドルであった。
サーチライトのドキュメンタリー“Young at Heart”は、公開2週目で、33館で推定14万4703ドル、1館あたりの平均は4385ドル、累計は22万5617ドルであった。
パラマウント・クラシックスのマーティン・スコセッシ監督によるザ・ローリング・ストーンズのドキュメンタリー『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』は、220館で推定58万1000ドルを稼ぎ、1スクリーンあたりの平均は2541ドル、公開3週目で累計は380万ドルであった。
MGMの“Pathology”は46館で推定5万ドル、1館あたりの平均は1087ドルであった。
ユニバーサルは、公開時期や製作費が3000万ドルしかかかっていないことを考えると素晴らしいスタートだと話した。スタジオは映画の脚力が強いことを予測しているが、5月2日に興行が夏に移行すると、競争は激化し得る。言うまでもなく、ユニバーサルは翌週にティナ・フェイとエイミー・ポーラーのコメディ“Baby Mama”が控えている。
“Sarah Marshall”には、特に有名なキャストや監督といった強みがなかった。監督はニコラス・ストーラー、脚本と出演はジェイソン・シーゲル。2人ともアパトウの一座だ。
「市場がどんなに悪かったかを考えると、素晴らしい結果だと思う」とユニバーサルの米国内配給部門代長、ニッキー・ロッコ氏は話した。「コメディはうまくいく、そして、人々はジャド・アパトウのブランドを知っていて、彼の映画はいつも素晴らしく興行成績を伸ばす。これはそのカテゴリーに入る作品」
ユニバーサルのマーケティングと配給部門代表、アダム・フォーゲルソン氏も同意し、この映画がオープニング成績の4倍、少なくとも7000万ドルくらいを稼ぐことを期待していると語った。
昨年、ユニバーサルの“Knocked Up”は、米国内で1億4880万ドルを稼ぎ、ソニーの『スーパーバッド』は累計1億2150万ドルを記録した。2005年、アパトウは『40歳の童貞男』でハリウッドの映画界に突如現れ、1億940万ドルを稼ぎ上げた(アパトウは“Knocked Up”と『童貞男』を監督している)。
多作のアパトウは、これから公開される2本の夏の映画に関わっている。脚本と製作もつとめたアダム・サンドラー主演の“You Don’t Mess With the Zohan”と製作を手がけた“Pineapple Express”だ。
“Sarah Marshall”はもともと5月30日に公開される予定であったが、同じ日に公開される『セックス・アンド・ザ・シティ』を避けるためもあって、ユニバーサルが公開日を早めた。ユニバーサルの“Baby Mama”は以前から4月25日公開予定であった。
先週から公開されている“Prom Night”が、新しく公開された競争相手によく立ち向かっているのに対し、フォックス・サーチライトとニュー・リージェンシーのR指定の刑事アクション“Street Kings”は、公開2週目で68%ダウンして7位に急降下。キアヌ・リーヴスとフォレスト・ウィテカーの共演作は、2469館で推定400万ドルを記録し、累計を1990万ドルとした。配給は米フォックス。
フォックスの配給部門バート・リヴィングストン上級副社長は「この映画は“Prom Night”を抜いて1週間1位にランク・インしていたから、なぜそんなに落ちたのかわからない」と話し、『88ミニッツ』など他の作品が景気を連れ去ってしまったのかもしれないと語った。
小規模作品
特殊な分野では、オーバーチュアの“The Visitor”が、2週目で拡大公開し、週末1スクリーンあたり最高の興行成績のひとつをかっさらった。18館で推定16万3000ドル、1スクリーンあたりの平均は9056ドル、累計は28万ドルであった。
サーチライトのドキュメンタリー“Young at Heart”は、公開2週目で、33館で推定14万4703ドル、1館あたりの平均は4385ドル、累計は22万5617ドルであった。
パラマウント・クラシックスのマーティン・スコセッシ監督によるザ・ローリング・ストーンズのドキュメンタリー『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』は、220館で推定58万1000ドルを稼ぎ、1スクリーンあたりの平均は2541ドル、公開3週目で累計は380万ドルであった。
MGMの“Pathology”は46館で推定5万ドル、1館あたりの平均は1087ドルであった。






































