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伊勢谷&佳乃、威風堂々レッドカーペット
カンヌ映画祭『ブラインドネス』で開幕

2008/05/15
レッドカーペットに登場した木村(左から4人目)と伊勢谷(左端)
レッドカーペットに登場した木村(左から4人目)と伊勢谷(左端)
 カンヌ映画祭のオープニング・セレモニーが14日(水)、グランドシアター・リュミエールで行われ、フェルナンド・メイレレス監督の日本・ブラジル・カナダ合作『ブラインドネス』がオープニングを飾った。

 日本から出演した伊勢谷友介木村佳乃は、主演のジュリアン・ムーアガエル・ガルシア・ベルナルマーク・ラファロらとともに記者会見やレッドカーペットに登場。国際舞台へのステップを踏み出した新たな日本人俳優の姿を世界に印象づけた。

 『ブラインドネス』は、コンペティション部門にも選出されており、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説を映画化。突然目が見えなくなるという原因不明の疫病がまん延し、社会が混とんと無秩序に陥るなかで、 集団生活を強いられる人々の関係や、唯一、目が見える女性のとる行動をリアルに描く作品だ。

フォトコールで注目を浴びる木村佳乃
フォトコールで注目を浴びる木村佳乃
 上映前に行われた記者会見で、メイレレス監督は「社会がいかに崩壊しやすいかを描いているというところにひかれた。我々は普段、とても自分たちが強く、洗練されていて、確固たる存在であると思っているが、いったん何かが壊れ始めると、すべてが崩壊に向かうのだ」と、この作品の提示する社会への皮肉を語る。

 また、3カ国合作で、ブラジル人監督のもと、主要キャストもアメリカ人俳優3人、日本人2人、メキシコ人、カナダ人と多国籍な顔ぶれがそろっているとあって、各国のメディアは、作品で描かれる多様な文化についても追求。メイレレス監督は、数カ国の製作会社による合作がうまく行った例として、 「製作は完全に独立性が保たれた。今後もずっとこういう形を続けたいほどだ」と話した。

 日本人にとっては常に不安の要素となる言葉の問題も、大舞台に参加した伊勢谷と木村にとっては全く問題がなかった様子。会見でも共に流ちょうな英語で質問に答え、伊勢谷は「日本語は感情を表さない表現をすることが多いので、英語で話すのは苦にならなかった」と、コミュニケーションにも問題がなかったと振り返った。

 昨年は河瀨直美監督の『殯(もがり)の森』がグランプリを獲得した。今年は『ブラインドネス』が他の22作品とパルムドール(最高賞)を競う。審査結果は25日に発表される。

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