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第61回カンヌ映画祭いよいよ開幕!
国際的コラボレーションで注目される日本勢の新たなる息吹

2008/05/15
 昨日までの曇天が一気に晴れ渡った 南フランスのリゾート地カンヌで、 14日(水)、 第61回カンヌ映画祭が幕をあけた。

 国際的な雰囲気の高まるオープニング・セレモニー。審査委員長のショーン・ペンがパレの階段を上ると、ケイト・ブランシェットミーシャ・バートンデニス・ホッパークロード・ルルーシュフェイ・ダナウェイ、また審査委員でもあるナタリー・ポートマンらが、そろって彼に大きな拍手をおくった。

 ペンは「いくつかの映画にはラブ・レターをおくります。ただし届かなくてもがっかりしないでください。賞がとれない作品も配給がうまくいくように我々もベストを尽くします」とスピーチした。

 ペンにつづいて、サプライズ・ゲストとして歌手でギタリストのリッチー・へヴンスが登場し、39年前にウッドストックで演奏した有名な「フリーダム」を披露した。

 「このステージに立てたことに驚いているし、とても光栄です」とヘヴンスはバラエティに語った。「ショーンは自分がどれだけこの歌のファンで、感情を重ね合わせているかをたくさん語ってくれたんだ。みんなが同じように感じてくれれば嬉しい」。

審査委員長のショーン・ペン
審査委員長のショーン・ペン
 カンヌ映画祭のコンペティションは、1年を振り返って優秀とみなされた作品を表彰するアカデミー賞と違い、毎年この映画祭用に世界中から集められた新作を上映し、その中から優秀作品を表彰する。したがってほとんどの作品にとって、この映画祭が初のお披露目の場となるため、ベテラン監督であろうが新人監督であろうが、独特の緊張感を持って臨む。

 メインとなるコンペティション部門では12日間に23作品が上映される。

 今年の注目作品は、晴れのオープニングを飾った、日本=ブラジル=カナダ合作のフェルナンド・メイレレス監督作品『ブラインドネス』。日本人俳優、伊勢谷友介木村佳乃が、ガエル・ガルシア・ベルナル、ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロとの共演を果たしている話題作だ。

 そのほか、クリント・イーストウッド監督の”Changeling”やバリー・レヴィンソン監督の”What Just Happened”などのハリウッド作品。同映画祭で最優秀賞パルムドールを受賞経験のあるジャン=ピエール・ダルデンヌとリュック・ダルデンヌ兄弟の『ロルナの沈黙(原題)』やスティーヴン・ソダーバーグ監督の『CHE(原題)』。アジアからは中国のジャ・ジャンクー監督の『二十四城記(原題)』、シンガポールのエリック・クー監督作品”My Magic”などが競合する。

 ある視点部門には、黒沢清監督の『トウキョウソナタ』とミシェル・ゴンドリーレオス・カラックスポン・ジュノの3監督が東京を舞台に描いたオムニバス作品『TOKYO!』が参加する。日本人にとってはこちらも注目だ。過去にもカンヌの経験はあるものの、この両作品に出演する香川照之とって、今年は特別な年になるかもしれない。

 また特別上映では、待望のスティーヴン・スピルバーグ監督『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』やドリームワークスのアニメーション作品『カンフー・パンダ』、ウォン・カーウァイ監督の“Ashes of Time Redux”など商業的にも注目される作品から、ロマン・ポランスキーを描いたドキュメンタリー”Roman Polanski: Wanted and Desired”など問題作やアート系の作品も揃う。

 映画ファンも、スターのファンも楽しめるこの華やかなイベントは、25日まで開催される。

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