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カンヌ審査委員長ショーン・ペン「心の叫びを聞く」

2008/05/15
フォトコールに応えるショーン・ペン
フォトコールに応えるショーン・ペン
 カンヌ映画祭のメインとなるコンペティション部門の審査員は、世界各国から集まった9人の映画監督、俳優たち。全体をまとめる審査委員長のショーン・ペンが、初の大役への抱負を語った。

 俳優、監督として高い評価を受けているペン。カンヌでは、1997年に主演作『シーズ・ソー・ラヴリー』、2001年に監督作『プレッジ』がコンペに選出され、03年にもクリント・イーストウッド監督の『ミスティック・リバー』の主演俳優としてレッドカーペットを歩いている。

 コンペの結果は、審査委員長の趣向が受賞作の決定に大きく影響すると言われていが、ペン自身はこう語る。「各作品に対して一切偏見は持っていない。映画の心の叫びに耳を傾けるだけだ」。

 今年のコンペには、ペンとそのイーストウッドの “Changeling”も含まれている。個人的な好みが反映されるのではないか、との懸念にも「我々は審査するのではなく、作品の意気込みに反応するのが役目」と、あくまでも作品の力を評価するという姿勢を強調した。

 また、コンペ外で“審査委員長スクリーニング”として上映されるドキュメンタリー“The Third Wave”は、ペンの推薦によってカンヌに持ち込まれたという経緯がある。2500人の死亡者を出したスリランカの津波の後、4人のボランティアが被害者たちを助ける様子を追いかけた作品で、「政治とは人々を助けるためにあるべき」というペンのポリシーが、こういった作品にこそ表現されているという。

 委員長として、各作品が最良の状態で観客に届くように尽力したい、と抱負を述べるペン。公平な審査はもちろんだが、どんな彼らしいカラーを見せてくれるのか楽しみだ。

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