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カンヌ映画祭オープニング『ブラインドネス』出演
伊勢谷友介「あらためて人間を発見した」

2008/05/17
伊勢谷友介 (C )Kazuko Wakayama
伊勢谷友介 (C )Kazuko Wakayama
 カンヌ映画祭のオープニングを飾った、フェルナンド・メイレレス監督の『ブラインドネス』。主要キャストの1人として出演した伊勢谷友介が、その華々しい一夜を振り返った。

 ある日、突然目が見えなくなるという原因不明の疫病が蔓延し、社会が混とんと無秩序に陥る中で、 集団生活を強いられる人々の関係や、唯一、目が見える女性のとる行動をリアルに描くサスペンス。作品のメッセージについては、こう語る。

 「僕ら自身、今、実際は見えてますけど、本当の意味で社会っていうものが見えてる人ってごく限られていると思うんですね。人間はどっかでそういう目を持つべき時が来ているんだけど、この作品は、そこをちゃんと気づかせてくれるんじゃないかな。もう1回、社会を再構築してみようという作業をこの映画はしていたと思うんです」。

 日本・カナダ・ブラジルの合作で、出演者たちも数カ国からの俳優が集結。2006年『パッセンジャー』で海外の現場も経験しているが、いろんな意味で大きな刺激を受けたようだ。

 最も過酷な状況下での生活を強いられる収容所の場面の撮影では、「地獄になるかと思ったら、実際はそこにいる間、みんな笑顔なんです。人間をあらためて発見した気がしました」。

 各国からの俳優たちが皆、互いを平等に扱っていたことにも少なからず驚いた様子。日本での映画製作との違いをこう話す。

 「役者が1人の人間として意見を交換するし、お互いに助け合ってアドバイスしたり。そういう関係って日本だと壁があるんです。ひとつの作品を作るために集合している仲間だっていう意識が強い気がします」。

 日本ではクールであまり話さないというイメージを持たれるとか。しかし、実際の伊勢谷は「もともとすごく意見を言うんです」。

 「エゴにならないようにしながら、エゴのぶつけ合いをするのって、(物を作る上で)大事なことだと思うんです。だから、ここに入った時も『楽だー!』みたいな(笑)。自分が水を得た魚のようでした。フェルナンドは僕のことをイタリア人だと言ってましたよ」。

 ブラジル人にイタリア人と言われるとは……。意外にも、ラテン系な内面が垣間見えた。

 伊勢谷友介のインタビューは19日(月)、バラエティ・ジャパンのカンヌ映画祭特集で掲載予定。

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