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『インディ・ジョーンズ』第4作カンヌで全ぼう現す
19年ぶり『クリスタル・スカルの王国』、スピルバーグ自信の現実的マジック

2008/05/19
ハリソン・フォードは、夫人のキャリスタ・フロックハート同伴で来場
ハリソン・フォードは、夫人のキャリスタ・フロックハート同伴で来場
 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が、ついにヴェールを脱いだ。18日(日)、カンヌ映画祭の特別招待作品としてメイン会場のグランドシアター・リュミエールでお披露目され、スティーヴン・スピルバーグ監督、製作のジョージ・ルーカス、主演のハリソン・フォードシャイア・ラブーフケイト・ブランシェットらが顔をそろえた。

 実に19年ぶりのシリーズ第4作。公式上映前のマスコミ試写からそのボルテージは最高潮で、上映時間が近づくと暗転をうながす声が挙がり、場内のライトが落ちると同時に割れんばかりの拍手と歓声が起こったほどだ。

 「誰も『A.I.』や『1941』や『フック』の続編のことを持ち出さないのに、このシリーズは長い間、誰もが『次はいつだ』と聞くんだ」とジョーク交じりに復活の経緯を話したスピルバーグ監督。「ファンが驚くようなことを用意しているんだけど、言ってしまうと驚きではなくなるから言えない」と徹底した“かん口令”を敷き、秘密主義で製作を進めていたその宣言通り、驚きのエンディングが待っていた。

談笑するスピルバーグ、ルーカス、フォード(左から)
談笑するスピルバーグ、ルーカス、フォード(左から)
 フォードは会見で「昔の楽しかったことが全て洪水のように蘇った」と、シリーズを通してトレードマークとなっている衣装を身に付けた撮影を振り返る。「この数日間は、自分のキャリアと人生にとって、とても大きな意味を持つ」とカンヌを満喫している様子だ。

 アクション俳優としての肉体的衰えを指摘する声もあるが、スピルバーグ監督が「全く衰えは感じさせないよ。戦う時も走る時も以前のまま。それに“勝つ”ための執着心も健在だ」ときっぱり否定。「今のハリソンは、僕がずっと思い描いていたインディ・ジョーンズにぴったり。人生経験を積んで賢明になり、ますます多くの冒険を乗り越えているから、信ぴょう性もずっと増しているはずだよ」と言い切った。

ケイト・ブランシェット(左)とルーカス
ケイト・ブランシェット(左)とルーカス
 さらに、近年のCG主体の作品と違い、あくまでもクラシックなハリウッド冒険活劇的なビジュアルにこだわったという。「セット美術の担当者たちが、ほとんど実物大の素晴らしいセットを作ってくれて、私自身がとても刺激を受けたので、俳優たちにもその感覚を味わってほしいと思った。たとえ費用が余計にかかろうとも、CGマジックではなく、現実的なマジックを作りたかった」。

 そして、ワールドプレミアにはサルマ・ハエックエイドリアン・ブロディクリスチャン・スレーターデニス・ホッパーゴールディ・ホーンら、全世界が注目する超大作にふさわしい豪華ゲストが続々と来場。1982年の『E.T.』以来、26年ぶりにカンヌのレッド・カーペットを踏みしめたスピルバーグ監督も、会場周辺を幾重にも取り囲むファンの声援に、満足げな笑顔で応えていた。

 確かにフォードは、40代とは違う。だが、登場人物たちも新旧そろえた、ノスタルジックと新しさが混在する納得のいくストーリーは、ファンを裏切ることはない。いかにもスピルバーグらしさを感じるファミリー・アドベンチャー作品となった。

 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』は、日本では6月21日(土)に全国で拡大公開される。

【レッドカーペットなど、その他の写真はこちら】

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