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タランティーノ、身振り手振りで演出法指導
映画監督によるマスター・クラス“レッスン・ド・シネマ”

2008/05/23
カメラを前にポーズを取るタランティーノ監督
カメラを前にポーズを取るタランティーノ監督
 クエンティン・タランティーノが講師を務める映画監督のマスター・クラス“レッスン・ド・シネマ”が23日(木)、満員のドビュッシー劇場で開催された。

 カンヌ映画祭では、定期的に世界的な映画監督を講師に迎え、創作の秘けつを聞く特別講義が催されている。これまでにもマーティン・スコセッシシドニー・ポラックスティーヴン・フリアーズらが講師を務めてきた。

 今年は人気者のタランティーノとあって、会場は映画祭で2番目に大きなドビュッシー劇場に移されたが、それでも入りきれないほどの盛況ぶり。フランス映画批評家界の重鎮ミッシェル・シマン氏が聞き手を務めた。

 講義は、ビデオショップでのアルバイト時代にセルジオ・レオーネハワード・ホークスサミュエル・フラー、スコセッシからダリオ・アルジェントのホラー映画まで、古今東西の名作を手当たり次第に見ながら映画を学んだころまでさかのぼって始まった。

 6年間通ったアクティング・スクールで役作りから脚本の書き方までを学び、短編『ベスト・フレンズ・バースデー』をへて『レザボア・ドッグス』を撮影し、デビューするに至るまでの道のりも語られた。

 また、タランティーノは、『レザボア~』の準備中にサンダンス・インスティテュートでテリー・ギリアム監督に絶賛されて勇気を得たことにもふれ、実際に作品の一部をスクリーンで流しながら、演出法を大きな身振り手振りで説明した。

 「長編を1本撮ることは、どんな立派な学校へ通うことにも勝る最高のフィルムスクールだ」という実感のこもった言葉は、会場に詰めかけた大勢の若い映画ファンの心に強く響いたことだろう。

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