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デ・ニーロ意欲「次はカンヌの審査委員長を」
クロージング“What Just Happened?”で会見

2008/05/26
ロバート・デ・ニーロ
ロバート・デ・ニーロ
 カンヌ映画祭のクロージングを飾る“What Just Happened?”のバリー・レヴィンソン監督、主演のロバート・デ・ニーロらが25日(日)、メイン会場のパレで記者会見に臨んだ。

 ハリウッドのプロデューサーが、仕事とプライベートのはざ間で苦悩する風刺劇。クライマックスでは、主人公が製作した映画がカンヌ映画祭で上映されるシーンもある。その劇中劇の主演が、今年の審査委員長のショーン・ペンとあって、まさにクロージングにふさわしい作品だ。

 「ハリウッドのプロデューサーは、誰もがあこがれる“天上人”ですね」という珍問を受けたデ・ニーロは苦笑い。実際に同作のプロデュースも兼ねているが、「確かに僕は恵まれた人生を歩んでいるが、僕なりに悩みはあるし、完ぺきなものなどない。以前、『グッド・シェパード』を監督したときに大変な思いをした経験が、この役を演じるための下地となった」と強調した。

 脚本家のアート・リンソンも、「ハリウッドの人たちは多かれ少なかれ、皆、自分の居場所がなくなるのではないかという恐怖を抱えている。たとえスティーヴン・スピルバーグであろうと新人監督であろうと、すべり落ちないように必死で葉につかまっているカタツムリのようなもの。そのプレッシャーこそが、この世界の活力なのだ」と、あこがれの世界に住む厳しい現実を語る。

 「これは、必死になってテリトリーを守ろうしている人間のおかしさを描いたコメディだ。外の人たちから見れば、愚かでばかげていると思うだろう。この世界の人たちは、こういう生活をおくっているのだということが分かってもらえるはずだ」。

 また、最もハリウッドらしいともいえる同作でカンヌに来たデ・ニーロは、「これまでに何回か審査員をやっているが、次は審査委員長をやってもいいよ」と、カンヌにラブコールをおくっていた。

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