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『ハルク』続編と『ハプニング』“13金”に全面対決

2008/06/14
 米ユニバーサル・ピクチャーズの『インクレディブル・ハルク』が全米3504館で、2986館にて米フォックスの『ハプニング』が2986館で13日(金)、封切られる。

 両作の共通点は、興行成績の面で“暗い過去”を持っていることだ。

『インクレディブル・ハルク』
『インクレディブル・ハルク』
 『インクレディブル・ハルク』は、5年前に公開されたアン・リー監督、エリック・バナ主演の『ハルク』の、興行やフランチャイズ化での失敗をどう克服するかがポイントだ。ルイ・レテリエ監督も、新作を“続編”ではなく“リニューアル作”と位置づけ、エドワード・ノートン主演でフレッシュ感をアピールしている。前作に失望したファンたちは、作品の前評判を聞いてから劇場に足を運ぶと見られ、口コミ効果が重要となってくる。

 追い風は、同じマーヴェル・スタジオ製作の『アイアンマン』が、この手の作品に足を運ばない女性客を振り向かせたことだ。息の長いヒットを続け、現在までに米国内のみで2億9060万ドルを記録する大ヒットになっている。配給サイドもテレビ・コマーシャルで、「『アイアンマン』の次にやってくるのは“ハルク”!」と両ヒーローを登場させ、『アイアンマン』の成功を有効活用しながら盛り上げている。

『ハプニング』
『ハプニング』
 一方、『ハプニング』の不安材料は、M・ナイト・シャラマン監督が昨年、米ワーナー・ブラザースとタッグを組んだ『レディ・イン・ザ・ウォーター』が、4380万ドルという残念な興行に終わっていることだ。『シックス・センス』が米国内で2億9350万ドル、『サイン』が2億2800万ドルと、米ウォルト・ディズニーに大ヒットをもたらしてきた監督が、5500万ドル以下の予算で製作した自身初の「R指定」作品で、再起を図ることができるのか注目が集まる。

 関係者の間では、『ハプニング』は女性の支持を得るものの、夏の大作級というよりは通常のホラー作品と同等に手堅い興収を記録するとの見方が強い。全体的には『インクレディブル・ハルク』がボックス・オフィスを制するのではないか。

 日本では、『ハプニング』が7月26日(土)、『インクレディブル・ハルク』が8月1日(金)に公開となる。

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