ヘッダーの始まり

グローバルナビゲーションの始まり
ホームニュース(選択中)特集インタビュー動画コラムレビューランキングフォトギャラリーピックアップ
最新映画情報V ブログ教えて!エンタ業界転職情報フロムジャパンV プラスメールマガジンプレゼント映画データベース
左側ナビゲーションの始まり
注目記事
そぞろ歩きで触れたトロント、50景
映画祭も日常も、人も緑も湖も……
パンくず式ナビゲーション

何に出てもヒットする、何をしても許される
“ラッキー・ゾーン”ド真ん中のスターは?

2008/06/25
トム・ハンクス
トム・ハンクス
 ラッキー・ゾーン。それは、スターが何をしても許される場所。どんなことをしても、観客は彼、または彼女を支持してくれる。問題は、このゾーンに長く残り続けるということだ。それができる俳優は、ほんのひと握り。ロバート・ダウニーJr. シャイア・ラブーフはこの夏、ラッキー・ゾーンに近づいているが、果たして観客は彼らをゾーンの中心に置いてくれるだろうか?

 ラッキー・ゾーンに入れた暁には、計り知れないご褒美が待っている。ヒット性の高い最良のプロジェクトを選ぶことができ、まばゆいばかりの名声とドルを手にするのだ。

ジュリア・ロバーツ
ジュリア・ロバーツ
 だが、これは容易なことではない。賢く、粘り強く、そして観客が求めているものを提供できるだけの能力がなければならない。ファンの期待から外れた途端、スターたちはラッキー・ゾーンからはじき出される。俳優たちは、型通りのスタジオ映画に飽きてしまうものだが、観客はいつでも同じ満足感を与えてくれるスターを望むのだ。

 かつて、ラッキー・ゾーンの住人であったトム・クルーズジュリア・ロバーツトム・ハンクスメル・ギブソンもいまや圏外へ。彼らは成熟し、違うチャンスを求め、娯楽映画とアート系映画の間でバランスを取ろうとするあまり、観客の欲するものから離れてしまった。必ずしも興行収入が稼げないわけではないが、「観客が心地よく感じるゾーンからはみ出たら、もう“ブランド・ネーム”ではなくなる」(プロデューサーのジェームズ・ジャックス)のだ。

年齢の壁が邪魔するアクション・スター
今、一番堅実なのは自由自在な働き者ウィル・スミス

 ニコラス・ケイジブルース・ウィリスは、『ナショナル・トレジャー』や『ダイ・ハード』などの娯楽シリーズと冒険的なアート系作品の間で、一進一退を繰り返している。そんななか、ジョニー・デップは、スタジオの製作ラインに決してはまろうとしないスターの1人だ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで、27億6000万ドルを稼ぐお祭り騒ぎをけん引したかと思えば、シリアル・キラー・ミュージカル映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』に主演。予想通り興行的なヒットとはならなかったものの、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。

 では今、このラッキー・ゾーンの真ん中にいるスターと言えば?

 ウィル・スミスだろう。

ウィル・スミス
ウィル・スミス
 ショービズ界の働き者であるスミスは、努力を惜しまない。『インデペンデンス・デイ』や『メン・イン・ブラック』シリーズなどSFアクションに満ちた大作から、『アイ、ロボット』や『アイ・アム・レジェンド』のような俳優ありきの作品、キャリア変革となった『私に近い6人の他人』や『アリ』、アカデミー賞ノミネーションをもたらした『幸せのちから』など、幅広い作品にエネルギーを注いできた。さらに、クルーズやアーノルド・シュワルツェネッガーの後を継ぐ勢いで、プロモーション・ツアーのために地球を飛び回る努力もすべて報われている。まもなく公開となる『ハンコック』では、ホームレスのスーパーヒーローを演じているが、ラッキー・ゾーンに残り続けることができるか?

 ラッキー・ゾーンには年齢の壁もある。特に、肉体派俳優として長続きしたのはシュワルツェネッガーとシルヴェスター・スタローンくらいだろう。

ハリソン・フォード
ハリソン・フォード
 年齢で忘れてはならないのは、スマートなアクション・ヒーローと定義づけられる65歳のハリソン・フォードジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ』シリーズ以降、30年にわたりスーパースター・ゾーンに堅実に座っていたが、“2000万ドル+日給”という高額ギャラの要求が災いしてか沈滞が続いていた。『ハリウッド的殺人事件』や『K-19』、『ファイヤーウォール』といった8年にも及ぶスランプから、引き上げたのはくしくも『インディ・ジョーンズ』シリーズを復活させたルーカスとスティーヴン・スピルバーグだった。

長期ステイ許されない女優のラッキー・ゾーン
既成概念を覆すのはアンジェリーナ・ジョリー

 女優の場合はさらにタフだ。男優は、年齢とともに男らしさに磨きをかけ、40代で脂が乗るのに対し、ハリウッドは女優にラッキー・ゾーンの長期ステイを許さない。

アンジェリーナ・ジョリー
アンジェリーナ・ジョリー
 そんななか、アンジェリーナ・ジョリーが、今までの概念を覆そうとしている。『マイティ・ハート 愛と絆』の不調でもわかる通り、ラッキー・ゾーンにいるわけではない。ただ、正真正銘、初の女性アクション・スターといえるのだ(『エイリアン』シリーズのシガニー・ウィーヴァーが布石を打ったが)。ジョリーはすべてを持っている。タフにも、セクシーにも、凶暴にも、ひょうきんにも、悲痛にもなれる。アカデミー賞助演女優賞を勝ち取った『17歳のカルテ』から、人生のパートナー、ブラッド・ピットと出会った『Mr.&Mrs.スミス』にいたるまで許容範囲が広いのだ。

 出演作の興行成績はまちまちであるものの、後に続く女優たちにとって彼女の存在は重要だ。米ユニバーサル・ピクチャーズは、R指定のアクション映画『ウォンテッド』に出演したジョリーに1500万ドルを支払っている。

メリル・ストリープ
メリル・ストリープ
 存在感の強い性格女優メリル・ストリープですら、足を踏み入れたことのないラッキー・ゾーンだが、ジョディ・フォスター同様、ストリープには興行成績でははかれない“クオリティ”をもたらしてきた功績がある。58歳になる彼女は、『プラダを着た悪魔』で1億2500万ドルを稼ぎ、興行においても力を発揮できることを証明したばかり。今夏、米公開となる人気ミュージカルの映画版“Mamma Mia!”は、人気テレビシリーズの映画版『セックス・アンド・ザ・シティ』ほど前売りはのびないだろうが、あらゆる年代の女性から支持を受けるだろう。

世代交代激しいコメディ・スター
好調なのはカレルにファレル、スティラーら

 コメディ・スターも、短期ステイに終わりがちだ。華の時代を築いた後、6~7年のサイクルで、新しくフレッシュなコメディ気風に取って代わられる。チェヴィ・チェイスダン・エイクロイドロビン・ウィリアムズジム・キャリーは、高額ギャラを受け取りながら、誤った作品のチョイスをしてしまったり、空回りしてしまい、ファンに去られてしまった例だ。

 今、観客のお気に入りは、『ゲット スマート』で落ちこぼれスパイを演じるスティーヴ・カレルや、『ナイト ミュージアム』の続編が控えているベン・スティラー、最近のコメディ映画ヒットメーカー、ジャド・アパトウの新作“Step Brothers”を製作、出演するウィル・フェレルらだ。彼らは、あえてリスクの高いプロジェクトに踏み切る傾向にあり、時には、バナナの皮のように滑ってしまうことにも快感を感じているようだが。

マイク・マイヤーズ
マイク・マイヤーズ
 一方、『オースティン・パワーズ』シリーズのマイク・マイヤーズは、大金稼ぎゾーンにステイするために、大変なプレッシャーに悩まされている。『シュレック』シリーズで成功を収め続けている一方で、2003年の懲りすぎた実写アクション・コメディ『ハットしてキャット』(日本未公開)では大滑り。20日に米公開となった『ラブ・グル』はボックスオフィス4位と、落胆せざるを得ないスタートを切っている。

エディ・マーフィ@“Meet Dave”レプリカ
エディ・マーフィ@“Meet Dave”レプリカ
 コメディ・スター界の例外は、世代を超えて愛されている変幻自在なエディ・マーフィだろう。アダム・サンドラーのように、繰り返し“自分キャラ”を演じるのではなく、『シュレック』シリーズではロバになり、7月11日に米公開される“Meet Dave”では、人間の形をした宇宙船を演じている。マーフィと4本の映画を製作してきたプロデューサーのジョン・デイヴィスは、「同じキャラを見続けると、興味が薄れるものなんだ。一番賢いやり方は、ファミリー映画をやることだよ。観客に、自分を発見させるんだ。マーフィは、2~3年ごとに復活しては、全く新しい観客を魅了する。自己改革してるんだ。他の俳優が、年老いている合間にね」

(アン・トンプソン/USバラエティ編集部 コラムニスト)

BOOKMARK Yahoo!ブックマークに登録 livedoorクリップに登録 Buzzurlにブックマーク はてなブックマークに登録   E-MAILメールで送る   PRINT印刷する


パンくず式ナビゲーション
広告エリアの始まり
(2008/10/05)
第13回釜山国際映画祭のニュース速報、フォトギャラリー満載!
(2008/10/08)
昨年、大ヒットを記録した映画『恋空』以降、彼女の笑顔を見ない日はない。...
(2008/10/09)
季節が移ろう。そして人の心も移ろってゆく。恋愛映画の巨匠、ホ・ジノ監督...
(2008/10/06)
バラエティ・ジャパンでは、生活の中に溶け込むデザインを持ちながら画質、...

フッターナビゲーションの始まり
フッターの始まり