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“Mechanical Love”LA映画祭での意外な反応
機械?奇怪?な異色ドキュメンタリー

2008/06/28
石黒教授(右)と石黒教授のジェミノイド(中央)
石黒教授(右)と石黒教授のジェミノイド(中央)
 29日(日)まで開催されているロサンゼルス映画祭で、深作健太監督の『XX エクスクロス 魔境伝説』(6月21日関連記事)、故市川崑監督作品『細雪』のトリビュート上映(6月26日関連記事)に続き、“日本関連”のラストを飾るドキュメンタリー作品“Mechanical Love”が26日(木)、上映された。

 米国以外の作品を紹介するインターナショナル・ショーケース部門での出品。デンマーク作品(Phie Ambo監督)だが、日本でつくられた2つのロボットを中心に展開する。多くを占めるのは、大阪大学の石黒浩教授が自分に似せてつくったジェミノイドと呼ばれる分身型ロボット(写真)。これと富山県の柴田崇徳工学博士の開発による、愛らしいアザラシの姿をした癒し系ロボット「パロ」を対照的に描いていく。

会場となったMann Festival Theatre
会場となったMann Festival Theatre
 これまで、昨年のコペンハーゲンのCPH:DOX*というドキュメンタリー映画祭で上映、またアムステルダム・ドキュメント映画祭においては数1000本の応募のなかから20本のファイナリストに選考されている。

 会場となったMann Festival Theatreに集まった観客の多くは、奇抜なストーリーラインやインパクトの強い写真に引かれてやってきたアメリカの映画愛好家たち。序盤は驚きとともに入り込んでいくムードがうかがえ、やがて登場する人物たちのかもし出すそこはかとないおかしさに笑いも多くこぼれた。上映後は拍手が起こり、「両極端にあるロボットが人間にもたらす影響力を対比的に描いているのが興味深かった」、「テクノロジーの進んだ日本独自の、ロボットを自分の身代わりとして機能させるという発想が面白い」などの声がきかれ、まずまずの反応だったと言える。

 本作は28日(土)午後10時から再上映される。石黒教授をはじめとする出演者や、監督らスタッフの来場は予定されていない。

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