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ロブ・ライナー監督の「文化として残る映画」論
LA映画祭でユーモアたっぷりのトークイベント

2008/06/28
LA映画祭で話すロブ・ライナー監督
LA映画祭で話すロブ・ライナー監督
 『スタンド・バイ・ミー』などで知られるロブ・ライナー監督が26日(木)夜、ロサンゼルス映画祭でトークイベントを行った。

 1996年の監督作『アメリカン・プレジデント』の上映前に開催されたもので、ライナー監督の明るい性格がにじみ出る笑い満載のトークイベント。冒頭では、「最近のハリウッドは企業化し、ブロックバスター以外は製作しにくい状況にあるが、初老の男性2人を描いた『最高の人生の見つけ方』など、一見大ヒットするように見えない映画が受け入れられることもある」と、インディーズ中心の映画祭にふさわしいコメントで観客から拍手を誘った。

 「映画を選ぶときのポイントは?」という司会者の質問に対しては、「登場人物に共感できることがポイント」と話し、持論を展開。『恋人たちの予感』のときは、主人公2人と同じように監督自身が長年独身だったことや、『スタンド・バイ・ミー』ではなかなか父親に理解されなかった主人公のゴーディに共感したことなどを明かした。

ライナー監督のトークを聞く観客。すぐに笑いがどっとおきる。
ライナー監督のトークを聞く観客。すぐに笑いがどっとおきる。
 同じく映画監督で俳優の父カール・ライナーについても言及し、彼の影になることを恐れ、独自のアイデンティティを模索した時期があったことなども述べた。

 また、以前から環境問題、銃規制問題など、政治に強い関心があることも明かし、『アメリカン・プレジデント』の上映への見事な導入となった。

 最後に「映画批評は気になりますか?」との質問に、「まったく気にしない。良い作品をつくれば、どんな批評を書かれても必ず観客が見てくれる。大切なのは、時がたってもその映画がちゃんと文化のなかで残っているかどうかだ」と答え、心に残る作品をつくり続けてきたライナーらしい重みのあるコメントで締めた。

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