米俳優組合(SAG)は10日(木)、映画スタジオ側の業界団体(AMPTP)と交渉を行い、6月30日に提示された「最終オファー」を正式に拒否した。
米テレビ・ラジオ芸術家連合(AFTRA)とスタジオ側の暫定契約が承認された直後の交渉だけに、承認阻止に失敗したSAGの言動に注目が集まった。
AMPTPは「最終オファー」をSAG組合員投票にかけ、8月15日までに批准を得れば、これにさらに1000万ドルを上乗せする譲歩案を提出していた。しかし、SAGのアラン・ローゼンバーグ会長は、「承認するはずのない契約条件を、首脳部が組合員に推薦することはできない」と拒否した。
SAGはオンラインや携帯を含む「新しいメディア」およびDVDのロイヤリティ率、製品統合、「不可抗力」からの保護などの条件内容で合意できないと主張し、対案を提出。しかし、AMPTPは最終オファーはあくまで最終オファーであり、もはや交渉の余地はない、とはねつけた。
AMPTPは、SAG首脳陣が米監督組合(DGA)や米脚本家組合(WGA)、AFTRAよりも好条件を求めている点に対し「非現実的」と批判。ハリウッドの労働者たちのためにも、早期合意を求めている。
「この長く熱い夏を労使闘争で費やすことだけは避けなくてはいけない。すでに経済は停滞しており、この苦しい時代に息抜きを求める観客から楽しみを奪う行為になってしまうからだ」
SAGにはストライキ決議を行う手段が残されているが、AFTRAの暫定契約の批准阻止に失敗したいま、スト決行に必要な75%の賛成票の獲得は不可能とみていい。スタジオ側が俳優の締め出しを行うなど、SAGを不用意に刺激しない限りはストの可能性は限りなく低い。
メジャー映画の撮影は、7月に入ってからSAGによるストライキの可能性を考慮して、ほとんどがストップしている(テレビシリーズの撮影と、SAGと暫定契約を結んだインディペンデント映画355作品は現在も進行中)。ストライキの可能性が限りなく低くなったいま、撮影を開始させるプロデューサーが出てくることも時間の問題と見られている。皮肉なことに、いま撮影を開始した場合、ストのリスクはあるものの、SAGとAMPTPとの契約が6月30日で満了しているため、スタジオは低い賃金で俳優を雇用できるというメリットがある。
SAGの交渉委員会は11日(金)に会合を行っているが、AMPTPとの交渉予定は立っていない。AMPTPは同日、SAGに対しもし状況を長引かせ業界の経済に損失を与えるようなことになれば、最終オファーの条件をSAGにとって不利な条件に引き下げる可能性もある、と警告文をおくっている。
米テレビ・ラジオ芸術家連合(AFTRA)とスタジオ側の暫定契約が承認された直後の交渉だけに、承認阻止に失敗したSAGの言動に注目が集まった。
AMPTPは「最終オファー」をSAG組合員投票にかけ、8月15日までに批准を得れば、これにさらに1000万ドルを上乗せする譲歩案を提出していた。しかし、SAGのアラン・ローゼンバーグ会長は、「承認するはずのない契約条件を、首脳部が組合員に推薦することはできない」と拒否した。
SAGはオンラインや携帯を含む「新しいメディア」およびDVDのロイヤリティ率、製品統合、「不可抗力」からの保護などの条件内容で合意できないと主張し、対案を提出。しかし、AMPTPは最終オファーはあくまで最終オファーであり、もはや交渉の余地はない、とはねつけた。
AMPTPは、SAG首脳陣が米監督組合(DGA)や米脚本家組合(WGA)、AFTRAよりも好条件を求めている点に対し「非現実的」と批判。ハリウッドの労働者たちのためにも、早期合意を求めている。
「この長く熱い夏を労使闘争で費やすことだけは避けなくてはいけない。すでに経済は停滞しており、この苦しい時代に息抜きを求める観客から楽しみを奪う行為になってしまうからだ」
SAGにはストライキ決議を行う手段が残されているが、AFTRAの暫定契約の批准阻止に失敗したいま、スト決行に必要な75%の賛成票の獲得は不可能とみていい。スタジオ側が俳優の締め出しを行うなど、SAGを不用意に刺激しない限りはストの可能性は限りなく低い。
メジャー映画の撮影は、7月に入ってからSAGによるストライキの可能性を考慮して、ほとんどがストップしている(テレビシリーズの撮影と、SAGと暫定契約を結んだインディペンデント映画355作品は現在も進行中)。ストライキの可能性が限りなく低くなったいま、撮影を開始させるプロデューサーが出てくることも時間の問題と見られている。皮肉なことに、いま撮影を開始した場合、ストのリスクはあるものの、SAGとAMPTPとの契約が6月30日で満了しているため、スタジオは低い賃金で俳優を雇用できるというメリットがある。
SAGの交渉委員会は11日(金)に会合を行っているが、AMPTPとの交渉予定は立っていない。AMPTPは同日、SAGに対しもし状況を長引かせ業界の経済に損失を与えるようなことになれば、最終オファーの条件をSAGにとって不利な条件に引き下げる可能性もある、と警告文をおくっている。



























































