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押井アニメの哲学に、ヴェネチア熟考
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』プレス試写の反応

2008/09/03
『スカイ・クロラ』(C)2008森 博嗣/「スカイ・クロラ」製作委員会
『スカイ・クロラ』(C)2008森 博嗣/「スカイ・クロラ」製作委員会
 第65回ヴェネチア国際映画祭も佳境を迎え、3日(水)には、いよいよコンペ部門に選出された日本映画のトリを務める、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(押井守監督)が上映される。前日の夜7時から行われたプレス試写会では、これまでの『アキレスと亀』や『崖の上のポニョ』とはひと味違う反応が見られた。

 アニメ映画としては、比較的長い2時間を超える上映時間。前半部分で席を立つジャーナリストが数人見られたが、中盤を超えると会場全体がスクリーンに釘付けに。次なる展開への想像と思考をめぐらせて、身動きもせずに見入っている様子がうかがえた。

 上映後には、重みのある拍手がおくられ、エンドクレジットの最後まで残ったジャーナリストたちは、心を動かす最後の1シーンを堪能していた。

 セルビアのジャーナリストは、「とても興味深い。大人になれない若者たち、暗い将来、戦争のやまない世の中。奥深くまで思考が練られた哲学で、感銘を受けた」と言葉を選びながら語った。中国メディアの記者は、「『イノセンス』や『Ghost in the Shell 攻殻機動隊』なども大好き。押井のファンとして、この作品も十分楽しんだ。日本のCGアニメ映画では、今までで最高では」とストーリーのみならず、映像面についても言及した。

 数時間後に行われる記者会見には、押井監督ともに、声優を務めた菊地凛子加瀬亮が登場し、現地時間の夜10時からは、公式上映が行われる。

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