受賞式シーズンが本格的にやってきたようだ。プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインとスコット・ルーディンのいがみ合いが、授賞式シーズンの本格的な到来を告げた。
2人の対立の理由は、スティーヴン・ダルドリー監督の新作“The Reader”の公開日をめぐったもの。2人は、ダルドリー監督の前作『めぐりあう時間たち』でもすでに対立している。今回の論争の焦点は、ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を映画化した“The Reader”の公開が、アカデミー賞を視野に入れた12月12日に間に合うか否かだ。
ダルドリー監督は、11月13日にブロードウェイ公演される『リトル・ダンサー』の舞台版“Billy Elliot”の準備に1日16時間を費やしており、“The Reader”に割ける時間はわずか2時間だ。
ワインスタイン(“Billy Elliot”のプロデューサーでもある)は、同作にはアカデミー賞という力添えが必要だと主張している。そのため、ディレクターズ・カット版を12月5日までに完成させるように求めている。
これに対してダルドリー監督は、「彼が望むようなスピードでは出来ないよ。完成させることは出来ても、僕が望むレベルに到達させることは出来ない」。
ワインスタインが公開を遅らせたくない理由の1つは、来年になるとアカデミー賞に有力な3本(クエンティン・タランティーノ監督の“Inglorious Bastards”、ロブ・マーシャル監督のミュージカル“Nine”、アンドリュー・ジャレッキ監督、ライアン・ゴズリング主演の“All Good Things”)が公開されるからだ。
一方で、ルーディンは急ぐ必要はないと感じている。すでに2本の有力作“Doubt”と“Revolutionary Road”を手にしているからだ。
ダルドリー監督は、板ばさみ状態だとぼやく。「ディレクターズ・カット版を編集し始めてから、8週目になる。ベストを尽くして、年内には仕上げると話していた。だけどやっぱり、もう少し時間がかかりそうなんだ。ハーヴェイ・ワインスタイン、アンソニー・ミンゲラ、そしてシドニー・ポラックに対して、僕は最高の映画を製作しなくてはいけないという道徳的な義務を感じている。公開が年内だろうと来年だろうと関係ない。僕は出来る限りのことを尽くし、編集を完成させるための時間が必要なんだ」
11月7日公開はほぼ不可能だろう。ダルドリー監督はまだ、自分の手で行った編集に対して決定も、試写も、再編集も、そして音楽入れもしていない。2時間20分の本編中、65分の音楽が必要となっている。
ワインスタインの予定表によれば、ダルドリー監督は作品を21週間以内で仕上げるよう義務づけられている。
波乱万丈の“The Reader”にとって、これは初めての“ドラマ”ではない。当初キャスティングが予定されていたニコール・キッドマンは妊娠のため降板し、急きょケイト・ウィンスレットに決まった。製作自体も、主演俳優のデイヴィッド・クロスが18歳を迎えるまで、数カ月待たされた。
ダルドリー監督は、撮影地のドイツ・コロンにやってきたワインスタインに、8日間の撮影延長とクリエイティブ・コントロールの全権を自分に任せて欲しいと、制作費3000万ドル中の200万ドルをワインスタインに渡すことで説得した。
ワインスタインはこの要求をのむ代わりに早めに試写を回し、そこで70点以上の良い反応が得られたら、作品を年内に公開すると条件をつけた。7月14日に撮了し、8月26日に試写を実施。“The Reader”はそこで77点という得点を出した。
2人の対立の理由は、スティーヴン・ダルドリー監督の新作“The Reader”の公開日をめぐったもの。2人は、ダルドリー監督の前作『めぐりあう時間たち』でもすでに対立している。今回の論争の焦点は、ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を映画化した“The Reader”の公開が、アカデミー賞を視野に入れた12月12日に間に合うか否かだ。
ダルドリー監督は、11月13日にブロードウェイ公演される『リトル・ダンサー』の舞台版“Billy Elliot”の準備に1日16時間を費やしており、“The Reader”に割ける時間はわずか2時間だ。
ワインスタイン(“Billy Elliot”のプロデューサーでもある)は、同作にはアカデミー賞という力添えが必要だと主張している。そのため、ディレクターズ・カット版を12月5日までに完成させるように求めている。
これに対してダルドリー監督は、「彼が望むようなスピードでは出来ないよ。完成させることは出来ても、僕が望むレベルに到達させることは出来ない」。
ワインスタインが公開を遅らせたくない理由の1つは、来年になるとアカデミー賞に有力な3本(クエンティン・タランティーノ監督の“Inglorious Bastards”、ロブ・マーシャル監督のミュージカル“Nine”、アンドリュー・ジャレッキ監督、ライアン・ゴズリング主演の“All Good Things”)が公開されるからだ。
一方で、ルーディンは急ぐ必要はないと感じている。すでに2本の有力作“Doubt”と“Revolutionary Road”を手にしているからだ。
ダルドリー監督は、板ばさみ状態だとぼやく。「ディレクターズ・カット版を編集し始めてから、8週目になる。ベストを尽くして、年内には仕上げると話していた。だけどやっぱり、もう少し時間がかかりそうなんだ。ハーヴェイ・ワインスタイン、アンソニー・ミンゲラ、そしてシドニー・ポラックに対して、僕は最高の映画を製作しなくてはいけないという道徳的な義務を感じている。公開が年内だろうと来年だろうと関係ない。僕は出来る限りのことを尽くし、編集を完成させるための時間が必要なんだ」
11月7日公開はほぼ不可能だろう。ダルドリー監督はまだ、自分の手で行った編集に対して決定も、試写も、再編集も、そして音楽入れもしていない。2時間20分の本編中、65分の音楽が必要となっている。
ワインスタインの予定表によれば、ダルドリー監督は作品を21週間以内で仕上げるよう義務づけられている。
波乱万丈の“The Reader”にとって、これは初めての“ドラマ”ではない。当初キャスティングが予定されていたニコール・キッドマンは妊娠のため降板し、急きょケイト・ウィンスレットに決まった。製作自体も、主演俳優のデイヴィッド・クロスが18歳を迎えるまで、数カ月待たされた。
ダルドリー監督は、撮影地のドイツ・コロンにやってきたワインスタインに、8日間の撮影延長とクリエイティブ・コントロールの全権を自分に任せて欲しいと、制作費3000万ドル中の200万ドルをワインスタインに渡すことで説得した。
ワインスタインはこの要求をのむ代わりに早めに試写を回し、そこで70点以上の良い反応が得られたら、作品を年内に公開すると条件をつけた。7月14日に撮了し、8月26日に試写を実施。“The Reader”はそこで77点という得点を出した。


























































