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スパイク・リー、伊メディアの反発を一蹴
新作“Miracle at St.Anna”への非難に「勉強不足」

2008/09/30
スパイク・リー監督
スパイク・リー監督
 スパイク・リー監督の戦争映画“Miracle at St.Anna”が、伊メディアのバッシングを浴びている。

 第2次世界大戦の黒人兵士の活躍に焦点を当てた同作で、問題となっているのはナチス・ドイツによるイタリア市民の虐殺事件に、イタリアのパルチザンが関与していたと描写しているからだ。

 1944年、イタリア中部のスタツェーマ村で、パルチザンに追い詰められたナチス親衛隊がイタリア市民560人を虐殺した悲劇は史実だが、パルチザンのRodolfoという男がナチスに加担していたとする展開は、曲解だと批判が集中しているのだ。

 29日(月)、ローマで記者会見を行ったリー監督と脚本家のジェームズ・マクブライドにはクレームが殺到。退役したパルチザンの団体からの抗議に、マクブライドは「これはあくまでもフィクションです」と弁明した。

 「もし、パルチザンのみなさんを傷つけてしまったのでしたら、非常に申し訳ないと思います。私はみなさんに深い尊敬の念を抱いており、黒人のアメリカ人として他人に自分の物語を語られることの無念さをよく理解しているつもりです。しかしながら、第2次世界大戦の物語は、イタリアだけのものではなく私たちのものでもあります。この物語は、私がベストを尽くした結果なのです」

 対照的に、リー監督はあくまで強気。「私は謝罪するつもりはない。このような質問をぶつけてくるということは、君たちイタリア人が戦時中の歴史について、まだまだ勉強不足だという証拠だ。この映画は当時の出来事をそのまま映したドキュメンタリーではなく我々の解釈であり、私はこの作品を支持している」

 “Miracle at St. Anna”はイタリアで10月3日(金)、250館で封切られる。

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