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映画版「朗読者」公開めぐるバトルに決着
12月公開でアカデミー賞狙いに合意

2008/09/30
 『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督が手がける新作“The Reader”の米公開日をめぐって、エグゼクティブ・プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインとプロデューサーのスコット・ルーディンが対立していた問題(9月29日関連記事)で、両者は28日(日)に共同声明を出し、12月12日(金)の公開で同意したことを発表した。

 両者は、「完全に合意しました」と問題解決を報告。「スティーヴン・ダルドリーが作品を完ぺきに仕上げることができ、なおかつ公開日に間に合うようスケジュールを調整しました」

 ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を映画化した“The Reader”は、もともと10月5日に完成予定だったが、ダルドリー監督が11月13日に初日を迎えるブロードウェイ版「リトル・ダンサー」の準備で多忙なため、編集作業が遅れていた。

 12月に公開してアカデミー賞を狙いたいワインスタインに対し、ダルドリー監督とルーディンは、作品の質を落とさないためにも完成をせかすべきではないと対立していた。しかし、ワインスタインが納品期日を延ばして編集スケジュールに多少の余裕を与えたことと、編集場所をニューヨークに移すことで合意に達したようだ。

 また、同時に発表されたダルドリーの声明文には「共同作業を先に進める方法を見つけたことで、ワクワクすると同時にホッとしています」と心境を語っている。

 今年亡くなった故アンソニー・ミンゲラと故シドニー・ポラックの2人がプロデュースしていた本作。残された関係者は、作品に対しての思いをそれぞれの形で大切にしているようだ。

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