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映画興行、10億突破は増加も50億以上が減少

2007/10/11
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』アジアプレミア(東京)でのジョニー・デップとオーランド・ブルーム
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』アジアプレミア(東京)でのジョニー・デップとオーランド・ブルーム
 今年の映画興行はこの10月中旬現在、作品別の成績で見ると、ヒットの一つの目安である興行収入10億円以上が邦画で27本、洋画で23本。トータルでは50本となっていることがわかった。ちなみに昨年は同時期段階で、邦画が25本、洋画が19本の44本だった。

 今年は、トップは邦画が『HERO』で85~90億円台。洋画が『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』の109億円。今後さらに、年末までに何本かの10億円突破作品が登場する可能性はあるが、現段階では昨年と比べて、10億円以上の作品だけを見れば邦画の安定感、洋画の上昇気運がうかがえる。ただ、50億円以上の作品を見ると、状況は変わる。

 邦画は50億円を超えた作品が『HERO』と『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』(推定50億円)の2本のみ。昨年は50億円以上が5本あり、これだけを見ても邦画は昨年と比べて、随分と勢いを落としているのがわかる。洋画は50億円以上が『パイレーツ~』『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(推定93億円)など4本。こちらも昨年の5本と比べて1本減らした。

 1年を通した全体的な総括は12月に入ってからになるが、今のところ年間の映画人口でも作品別の成績に顕著なように、昨年を下回ることが推測される。邦画の大ヒット作品が減少したことが、今年の映画興行を決定づける結果となりそうだ。

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