10月20日(土)、東京国際映画祭のアニメ上映企画「animecs TIFF 2007」で『カフカ 田舎医者』が上映された。山村浩二監督はこの作品で、カナダのオタワ国際アニメーション映画祭において日本人初のグランプリを獲得。前作の『頭山』は、アヌシー(フランス)、ザグレブ(クロアチア)、広島の各映画祭でグランプリを受賞しており、これで山村監督は世界4大アニメーション映画祭のすべてを制した監督となった。
海外の反応について山村監督は、「(第75回アカデミー賞にノミネートされた)『頭山』のときは日本人でないとわかりにくい部分もあったので、それほど海外でうけるとは想像していなかった。逆にカフカは世界的に知られているが、やはり難解と思われがち。でもアニメーションの動きひとつで笑いが起こったりして、観客は僕の意図をわかってくれていました」と語った。
また上映終了後には、ドイツ文学者の池内紀氏とのトークショーが開かれた。原作の翻訳者でもある池内氏は「『田舎医者』をアニメーション化とは意表を突かれました。どういう風になるのかなと興味を持ちましたけど、きちんと映像になっていましたね」と話し、山村監督も専門家に太鼓判を押されて胸をなで下ろした。
池内氏は「カフカは難解で不条理といわれていますが、実は明晰な文章で書かれています。そして常におかしみがある。カフカ自身は声に出して人に読み聞かせるのが好きな人だったので、音声化や映像化にはぴったりなんです」と話した。
山村監督が「カフカはエンターテインメント性が高いと思います。僕もカフカと同じ気持ちで、笑ったり驚いたりしてもらえたらいいなと思って作りました」というと、「それはカフカ解釈で最良の解釈」と池内氏。さらに山村監督が「シナリオ化するときは、もとの文章をほとんど変えませんでした。余計な装飾がなく、ト書きがあってセリフがある。すごく作りやすかったです」と話すと、「それはいちばん嬉しいです。翻訳するときにそういうことを考えながらやってきましたが、これまでそれを誰も指摘してくれませんでしたから。もし現代にカフカが生きていてこの作品を見たら、非常に喜んだと思います」とお互いを賞賛。とても初対面とは思えないほど意気投合した二人だった。
映画は、『頭山』『年をとった鰐』ほか2作品とあわせ、11月17日(土)からシネカノン有楽町2丁目でモーニング・レイトショー公開。
海外の反応について山村監督は、「(第75回アカデミー賞にノミネートされた)『頭山』のときは日本人でないとわかりにくい部分もあったので、それほど海外でうけるとは想像していなかった。逆にカフカは世界的に知られているが、やはり難解と思われがち。でもアニメーションの動きひとつで笑いが起こったりして、観客は僕の意図をわかってくれていました」と語った。
また上映終了後には、ドイツ文学者の池内紀氏とのトークショーが開かれた。原作の翻訳者でもある池内氏は「『田舎医者』をアニメーション化とは意表を突かれました。どういう風になるのかなと興味を持ちましたけど、きちんと映像になっていましたね」と話し、山村監督も専門家に太鼓判を押されて胸をなで下ろした。
池内氏は「カフカは難解で不条理といわれていますが、実は明晰な文章で書かれています。そして常におかしみがある。カフカ自身は声に出して人に読み聞かせるのが好きな人だったので、音声化や映像化にはぴったりなんです」と話した。
山村監督が「カフカはエンターテインメント性が高いと思います。僕もカフカと同じ気持ちで、笑ったり驚いたりしてもらえたらいいなと思って作りました」というと、「それはカフカ解釈で最良の解釈」と池内氏。さらに山村監督が「シナリオ化するときは、もとの文章をほとんど変えませんでした。余計な装飾がなく、ト書きがあってセリフがある。すごく作りやすかったです」と話すと、「それはいちばん嬉しいです。翻訳するときにそういうことを考えながらやってきましたが、これまでそれを誰も指摘してくれませんでしたから。もし現代にカフカが生きていてこの作品を見たら、非常に喜んだと思います」とお互いを賞賛。とても初対面とは思えないほど意気投合した二人だった。
映画は、『頭山』『年をとった鰐』ほか2作品とあわせ、11月17日(土)からシネカノン有楽町2丁目でモーニング・レイトショー公開。
















































