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ジヌ監督、『鳳凰』製作の裏話を語る

2007/10/24
『鳳凰 わが愛』のジヌ・チェヌ監督
『鳳凰 わが愛』のジヌ・チェヌ監督
 東京国際映画祭(TIFF)の文化庁映画週間部門、第4回世界映画人会議が六本木ヒルズアリーナにて10月23日(水)に開催され、日中合作『鳳凰 わが愛』のジヌ・チェヌ監督と主演のミャオ・プウが登場。会場につめかけた学生など多くの若者を前に映画について熱く語った。

「世界の映画人が伝える、私のスタイル」をテーマとする本トークショーに登場したジヌ監督。企画から完成まで4年の歳月を費やした本作について、脚本の執筆と出資者を集めるのにとくに時間と労力をかけたことを明かした。

 中井貴一が主演、プロデューサーを務める本作だが、ジヌ監督はもともとは日中合作にすることは考えていなかった。しかし、映画の描く時代背景やストーリーなど文芸作品的な面がなかなか理解を得られず、中国国内で資金を集めるのに苦労していたときに、『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』への出演で気になっていたという中井貴一と人を通して出会い、日本との関係ができ、合作へとつながっていった。

中井貴一と主演を務めるミャオ・プウ
中井貴一と主演を務めるミャオ・プウ
 製作においては、中国と日本との考え方、物事の捉え方の違いなどを感じた点もいろいろとあったとするが、日本での仕事経験が長い中国人プロデューサーのアドバイスを受け入れていたという。「国外の人と一緒に仕事をしてみて初めてわかったこともありよい経験になった」(ジヌ監督)。

 一方、ミャオは合作という意識はまったくなかったとし、中井については「撮影の間、日本人という意識はなかった。ベテランの俳優さんで、演技以外にもいろいろと助けていただき感謝しています」と語った。

 本作においてもっとも苦労したことは出資者集めというジヌ監督は、来場した映画界を目指す若者へ「本当の映画監督になることは、言葉にはできないほど厳しい道。すべてを投げ出して映画にかけて、そしてマーケットの評価にさらされる。どんな苦労も耐え抜く力が必要」とメッセージを送った。

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