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正月映画の注目は、邦画の大型作品対決

2007/10/29
(c)「ミッドナイトイーグル」パートナーズ
(c)「ミッドナイトイーグル」パートナーズ
 10月の映画興行は、ここ数年で見ても非常に厳しい成績となりそうだ。9月は『HERO』があり何とか面目を保ったが、10月は一部を除いて新作がことごとく苦戦した。そのため今後は、11月公開の1、2本と、2008年の正月興行の行方が映画界の関心事となる。

 08年の正月は、大ヒット確実という作品が見当たらないのが特徴といえば特徴だ。例年、いわば本命視される1、2本の作品があり、それらを中心に興行が動いていくのだが、08年はその中心となる作品がない。

 強力なシリーズものがないことが、その一番の理由だろう。ただし、続編はある。『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』と『AVP2 エイリアンズVSプレデター』の2本である。しかし、どちらも前作は頭抜けた大ヒット作品ではない。日劇1系で公開される予定の『ナショナル~』は、格上の劇場マーケットなので、それだけ見れば正月の本命と言えよう。ただ、残念ながら今の時点で数字はよみづらい。『AVP2~』も同じだ。

 興味深い見所といえば、松竹『ミッドナイトイーグル』と東宝『椿三十郎』の邦画対決だろう。久しぶりに大型娯楽作品で両社がぶつかり合うのだが、ジャンルが違い、観客層も微妙に分かれるので、その成否は注目に値する。

 一方、今年『幸せのちから』がヒットしたウィル・スミス主演の『アイ・アム・レジェンド』は、宣伝が立ち後れているようで、内容的にも未知数の要素が多い。しかし1級の娯楽大作とされており、興行成績は今後の展開いかんだろう。

 07年の正月は、『硫黄島からの手紙』(51億円)、『武士の一分』(40億円)などが上位を占めたが、今の段階では、08年の正月でそこまで数字を伸ばす作品は、1本あるかどうかといったところだ。関係者の話を総合すれば、11月3日(土)公開の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』が、正月まで力のある興行を見せるかもしれないという。この動向もまた注目というところだ。

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