ジョニー・デップは、米映画の救世主になるだろうか。彼の新作『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』が、来年正月第2弾作品として丸の内ピカデリー1系で公開されることが決まった。19世紀のロンドンを震撼させた男のドラマだが、監督はなんとティム・バートン。大ヒット作『チャーリーとチョコレート工場』のコンビ復活だ。ただ、ふたりのコンビといっても用心しなくてはならない。
少し振り返ると、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年)の大ヒットにもかかわらず、それから2年後の05年に公開された『チャーリー~』は、それほど興行的に大きな期待がかけられていなかった。それは、公開時期と公開チェーンからうかがえた。
夏をはずれての9月公開。チェーンは、丸の内ピカデリー2系であった。それは、その時点ではデップ自体の興行のバリューが計りづらかったこと。さらにネックだったのは、バートンその人だった。
デップに関しては、『パイレーツ~』以降では、『シークレット・ウインドウ』『ネバーランド』などの出演作があるが、大ヒットとまではいかなかった。つまり、『チャーリー~』が公開されるまでのデップは、興行的な意味では『パイレーツ~』のみの俳優だったのである。トム・クルーズのように、新作が登場するたびに、大ヒットが期待されるドル箱スターの域には、その時点では到達していなかった。
バートンに関しては、いささかマニアックな演出手法の持ち主として、興行的な評価はさらに低かった。そうしたふたりの評価を一変させたのが、『チャーリー~』の興行であった。
さて新作の『スウィーニー~』はどうであろうか。無実の罪に陥れられた男が復讐していく陰惨なドラマなので、かつてのバートン調になっているかもしれない。そうなると、大ヒットに少し疑問点も出てくる。今度こそ、デップの興行における本当の力が試されることになるわけだ。注目して新作を待ちたい。
※『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
2008年1月19日(土)正月第2弾、全国ロードショー
少し振り返ると、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年)の大ヒットにもかかわらず、それから2年後の05年に公開された『チャーリー~』は、それほど興行的に大きな期待がかけられていなかった。それは、公開時期と公開チェーンからうかがえた。
夏をはずれての9月公開。チェーンは、丸の内ピカデリー2系であった。それは、その時点ではデップ自体の興行のバリューが計りづらかったこと。さらにネックだったのは、バートンその人だった。
デップに関しては、『パイレーツ~』以降では、『シークレット・ウインドウ』『ネバーランド』などの出演作があるが、大ヒットとまではいかなかった。つまり、『チャーリー~』が公開されるまでのデップは、興行的な意味では『パイレーツ~』のみの俳優だったのである。トム・クルーズのように、新作が登場するたびに、大ヒットが期待されるドル箱スターの域には、その時点では到達していなかった。
バートンに関しては、いささかマニアックな演出手法の持ち主として、興行的な評価はさらに低かった。そうしたふたりの評価を一変させたのが、『チャーリー~』の興行であった。
さて新作の『スウィーニー~』はどうであろうか。無実の罪に陥れられた男が復讐していく陰惨なドラマなので、かつてのバートン調になっているかもしれない。そうなると、大ヒットに少し疑問点も出てくる。今度こそ、デップの興行における本当の力が試されることになるわけだ。注目して新作を待ちたい。
※『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
2008年1月19日(土)正月第2弾、全国ロードショー




























































